物件データ
大阪府のマンションは、デザイン設計のみをクラフトが承りました。「個室は小さくてもいいから、ゆとりのあるLDKがほしい」というリクエストから、個室と廊下の一部をLDKに取り込むことに。約25帖の広々とした大空間で、家族でくつろげるようになりました。ヘリンボーンやモールディングなどクラシカルでやわらかい要素を取り入れつつ、グレーやブラックといったモノトーンで引き締め、モダンな空間に仕上げています。なかでもkitchenhouseでオーダーしたダークグレーのキッチンは存在感が抜群。キッチンの奥さまは、リビング・ダイニングやデスクスペースで過ごす家族をいつも見守ることができます。
BEFORE写真
キッチンが暮らしの中心
家族の様子がよくわかる
子育て中の奥さまがとくにこだわったのは、キッチン。使い勝手はもちろん、いつでも家族の様子を見守りやすい配置が理想でした。そこでキッチン前にデスクスペースを設け、勉強するお子さまの様子がわかるように。リビング・ダイニングで過ごす家族の気配も、キッチンからは一目瞭然です。窓際に移動し、オープンにしたことで居心地のよさもアップ。キッチンで過ごす時間が長い奥さま。心地よさと見通しのよさを追求し、暮らしの中心となるキッチンをつくりました。
軽やかなリビング・ダイニング
フローリングの華やかさを活かすため、TVボードは浮遊感のあるデザインとしています。下部には間接照明を入れ、床が奥まで続いていく様子を強調。キッチンとともにkitchenhouseでオーダーし、面材を統一したこともポイントです。クラシカルで軽やかなリビング・ダイニングに。
クラシカルを引き締める
框扉などクラシカルな要素に、モダンなシャンデリアやスチールのガラスドアなどを合わせて全体のバランスをとりました。クラシカルになりすぎず、ほどよくモダンですっきりとしたインテリアに。ガラスドアの先には床がリズミカルに連続し、伸びやかな印象を与えています。
上品なフレンチヘリンボーン
床はグレイッシュなフローリングをフレンチヘリンボーン張りに。張り上げたときに中心にあらわれる直線は、フレンチヘリンボーンならではの整然とした美しさ。建具にはモールディングを施し、巾木はあえて大きくするなど、クラシカルな要素を取り入れています。一方でモノトーンのモダンなキッチンや家具をセレクトし、クラシカルに偏りすぎないように調整しました。
設備にもこだわったキッチン
背中にやわらかな自然光を感じるキッチン。スタイリッシュなキッチンはkitchenhouseのオーダーメイド。Hansgroheのマットゴールドの水栓は、黒いドレスに合わせたアクセサリーのように美しい存在感を放ちます。食洗機とオーブンはMieleをビルトイン。たくさんのゲストに対応できるハイスペックの設備を導入しました。背面カウンターにはたくさんの食器をしまうことができ、椅子を置けば、料理の合間にPC作業やお茶をするスペースに。
デスクスペースはキッチン前に
子どもたちの学習スペースは、キッチン前にレイアウトしました。やや奥まった場所にあるため、リビングからの視線を気にせず集中できる環境です。デスクの両サイドにはそれぞれの引き出しを、背面には教科書などをしまうオープンシェルフを造作。オープンな空間ながらも散らかりにくいように配慮しています。
子ども部屋はコンパクトに
LDKを広くするため、2つの子供部屋はできるだけコンパクトにしています。デスクスペースはキッチン前に設けているため、部屋にはベッドとクローゼットのみ。フローリングはLDKと同じ素材をセレクトし、イメージを統一。シンプルだけれど居心地のよい個室となっています。
機能的な洗面室
床には表情ゆたかなグレーのタイル、洗面カウンターの壁には上質なオフホワイトのタイルを貼りました。十分なスペースのあるカウンターは、KOHLERの洗面ボウルや水栓でクラシカルな雰囲気に仕上げています。背面にはバスローブフック、タオルウォーマー、洗濯乾燥機やリネン庫を並べ、使い勝手のよい洗面室に。
ホテルのような洗練されたトイレ
淡いグレージュで上品にまとめたトイレ。床と壁の一部には、洗面室と同じタイルを使用し、統一性を持たせました。手洗い器と水栓はKOHLERをセレクトし、カウンターにはペーパータオルとダストシュートのホールを設け、ホテルのパウダールームのように。下部に間接照明を入れた収納カウンターが、軽やかな印象を与えています。
リビングへ視線を誘う
寝室やトイレは框扉を取り入れ、廊下の床もフレンチヘリンボーン張りにし、クラシカルなイメージで統一しました。LDKとの間はガラス扉とし、床が織りなすリズムがガラスの先まで美しく連続するように。同時にリビングを満たす明るい自然光が、玄関まで届きます。