物件データ
同じタワーマンション内で、低層階から高層階に住み替えをしたDさんご夫妻。人だけでなく、愛猫にとって快適な環境にも配慮しながら、クラフトでデザインリフォームしました。LDKはアイランドキッチンを中心とし、広く一体感のある空間に。部屋のどこからでも広く開けた眺望を楽しめると同時に、玄関ホール〜洗面室〜LDKの回遊動線を確保。暮らしやすさを高めています。リビングの壁面にはキャットステップを設け、リビングに設置した書斎コーナーの壁も階段状とし、天井のキャットウォークへ移動できる「猫の動線」をレイアウト。人はもちろん、猫も自由に回遊できる住まいとなりました。
3LDKから1LDKに変更
帰宅後の動線もスムーズに
もとは3LDKだった間取りを、1LDKに変更。夫婦でゆったり暮らせるよう部屋数を減らし、シンプルな間取りとしました。リビングの書斎はキャットウォークを兼ねた壁でゆるやかに仕切り、LDKとつながりを感じられるように。また玄関〜洗面室〜寝室の裏動線により、帰宅後のシャワーや着替えをスムーズにしています。
どこにいても眺めが視界に
LDKに隣接していた洋室をなくし、広々としたスペースを確保。独立していたキッチンは向きを変え、隣り合った洋室も取り込んで、リビング・ダイニングと一体になった開放的な空間としました。LDKのどこにいても、タワーマンションならではの眺望を楽しめます。
ラグジュアリーなダイニング
玄関ホールからLDKにかけて、白く光沢ある大判タイルを貼り、明るくすっきりとした印象に。グレーのソファや、ダイニングテーブルがよく映えます。ダイニングテーブルの上部には手持ちのシャンデリアを設置。白い空間をより美しく、ゴージャスに見せています。
猫に配慮したショーケース
2匹の猫と暮らすご夫婦の悩みは「花を飾りたいのに猫が花瓶を倒してしまう」こと。そこで、猫がいても安全なガラスのショーケースをLDKの一角に設けました。LDKのどこからでも目に入りやすい位置にレイアウト。下部にはライトグレーのサランネットを設置し、音響に配慮したAV収納としました。
間仕切り壁にもひと工夫
リビング・ダイニングに設けた書斎コーナーをゆるやかに仕切るのは、R(曲面)のついた壁。そこに猫がデスクから飛び乗りやすい高さの段差を設けることで、キャットステップとしました。デスクカウンターの天板やデスク上部の棚、キャットステップの段板は全てナラ材を白で塗装。柔らかな色合いが白いLDKにもなじみ、あたたかかみを感じさせてくれます。
折り上げ天井をキャットウォークに
書斎コーナーだけでなく、リビングのテレビ横にも天井まで続くキャットステップを設置。折り上げ天井は長めに設けてキャットウォークとし、出入り口となる穴も設けました。高いところが大好きな2匹の愛猫たちが、LDKを思いのまま立体的に駆け回ることができます。
カプセルで愛猫を愛でる
天井に設けたキャットウォークの動線上には、アクリル製で半球状の透明なキャットカプセルを設置。リビングのソファでくつろぎながら見上げると、普段は見られない角度から愛猫の姿が目に入るように設計しています。愛猫にとってもここは絶好の遊び場に。
就寝前のひとときを心地よく
壁の上部はリーフ柄のアクセントクロスを、下部は壁に厚みを持たせ、シックな織物調のアクセントクロスを貼ってベッドヘッドとしました。両脇にはスイッチと読書灯、コンセントも備え、加湿器などを置くこともできます。、ベッドの向かい側に壁掛けTVを設置。就寝前のひとときをゆったりと過ごせるようになっています。
洗面室に猫専用の出入り口
洗面室の収納下部は、猫用トイレの定位置に。そこで洗面室のドアには猫専用の出入り口を設け、自由に行き来できるようにしました。また猫用トイレ周囲の壁には防水性が高く、拭き掃除がしやすいキッチンパネルを貼り、掃除がしやすいようにしています。清潔な状態を保ちやすくなりました。
玄関ホールにも洗面台を
玄関には小さなSIC(シューズインクロゼット)がありましたが、位置を変えて拡大。大量の靴やコート、傘なども収納できるSICを設け、十分な収納量を確保しました。また玄関扉から直接見えない位置に手洗コーナーを設置。帰宅後はすぐに手洗いができるようにしています。手洗いカウンター正面の壁にはガラスモザイクを貼り、アクセントにしています。