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高級住宅の内装デザイン事例18選
ホテルライクな海辺の別荘
海の景色を切り取るハイサッシ。壁には大理石タイルを貼り、間接照明を入れてラグジュアリーな雰囲気を演出しました。天井はベネチアンスタッコで仕上げ、上品な光沢に波の揺らぎが映り込むように。
おしゃれでリラクシングなリビング
和室を取り込み、キッチンをオープンにし、開放感あふれるLDKにリノベーション。明るい木とベージュカラーでまとめ、リラクシングな空間に一新しました。
自然素材の静寂の空間
床には栗の挽板フローリングを、天井にはヨーロピアンオークの無垢材を張り、壁は珪藻土仕上げに。自然素材のやわらかな質感と、窓の外の海の景色が一体となり、都心では得られない心地よさをもたらしています。
陰影のあるホワイトインテリア
床・壁・天井をすべて白で統一し、テレビボードと暖炉は2つの「箱」を重ねるようにレイアウト。部分的に凹凸を重ねて陰影をつくることで、ワントーンで無機質になりがちなインテリアにゆたかな表情を与えています。
グレイッシュモダンな邸宅
築50年の日本家屋は、リノベーションでモダンな空間に。天然石や大理石模様のタイル、やわらかな木目をバランスよく取り入れつつ、グレイッシュトーンでシックにまとめました。
ナチュラルモダンなLDK
ヘリンボーンの床やモールディング、イタリア製の大胆なタイルで空間を彩り、華やかな印象に。やわらかなグレージュで統一したことで、さまざまな素材が上品に調和しています。
木に包まれたラグジュアリー空間
リビング・ダイニングの床には草木染のタモ、壁にはウォールナットの無垢フローリングを張りました。直線的なシルエットを意識し、間接照明を使って、木のぬくもりを感じつつも、ラグジュアリーな空気感をつくりました。
曲線美と自然光のリビングダイニング
自然光をできるだけ奥まで取り込めるように、リビング・ダイニングの壁をR(曲線)で計画しました。R部分をイタリアンスタッコで仕上げ、やわらかな光沢と職人の手しごとを感じながら過ごせるように。
木と石の心地よい調和
リビングとダイニングを連続させ、庭の景色がいつも視界に入るように。床とTVカウンターにはオークの挽板を使用し、正面の壁には存在感のある「白河石」を採用。木と石の調和と静けさが心地よい空間です。
グレージュなクラシックモダン
やわらかなグレージュで統一したLDK。ソファ背面にはセラミックタイルを貼り、アクセントとしました。一部の壁は厚みを持たせて間接照明を入れ、夜は奥行きのある表情をたのしめるように。クラシックさとモダンさがほどよいバランスで調和しています。
エレガントなミラノの邸宅のように
大理石や御影石、アンティーク煉瓦といった素材を大胆に使い、まるでミラノの邸宅のような優雅な時間を感じさせる住まいに。多様な素材を使いつつも、グレイッシュカラーでまとめたことで統一感をもたらしました。
洗練された和モダン
白木のようにすっきりと明るい木や障子を取り入れ、縦格子で縦のラインを強調し、シャープさをプラスしています。和の要素を多用しながらも、洗練された雰囲気に。
海とつながるスタイリッシュなリビング
海と空の贅沢な眺望を存分にたのしめるよう、ミニマルなLDKを計画。キッチンの床は大判タイル、リビングはオークを採用し、意識が自然と切り替わるように。贅沢な眺めが主役となる、スタイリッシュなリビングです。
イタリア家具との美しい調和
廊下をなくし、水回りを一箇所にまとめることで大空間のリビングに。床は挽板フローリング、壁はグレーの珪藻土とし、上品でくつろいだ雰囲気に仕上げました。MinottiやCassinaの家具が美しく調和するリビングです。
余白のある美しい玄関
リノベーションでゆとりのある玄関ホールに一新しました。ナラ材のリブパネル、壁やドア、カウンター収納に取り入れて、上品なアクセントに。リビング入り口サイドにFIXガラスを入れて視線を奥まで通し、実面積以上の広がりを演出しています。
インテリアに溶け込むクールなキッチン
kitchenhouseのオーダーキッチンは、木目調の面材、横並びのダイニングテーブル、壁面収納を採用し、統一感のある印象に。オーブンレンジやワインセラーはビルトインでフラットにし、スッキリと見せています。ゲストを招くことが多いため、グレーを基調としてインテリアに溶け込ませました。
ミニマルモダンな洗面室
オリジナルで制作した洗面カウンターは床から浮かせ、軽やかなイメージに。洗面室の壁面には、GLASLUCE(グラスルーチェ)を設置し、身支度をしたり、湯に浸かりながらテレビを楽しめるようにしています。
贅沢なベッドルーム
華やかなドレッシングルームを、寝室とひと続きの空間として計画しました。床にはカーペット、寝室から階段ホールにかけての壁にはアイボリーの大判タイルを貼り、上部にも間接照明を入れ、上質な空間を演出しています。
高級感のある「内装・インテリア」のポイント
統一感のあるカラー
「高級感のある内装」=派手というわけではありません。むしろシンプルなほうが、上質な空気が伝わってくるものです。そこでおすすめしたいのが、カラートーンを揃えること。グレー・ベージュ・白といった同じ色調をグラデーションのように重ねることで、品格のある雰囲気が生まれます。
「よりクールにしたい」なら、黒やダークブラウンで空間を引き締めるのもひとつの方法です。「より華やかにしたい」なら、ゆたかな模様の大理石やタイルをアクセントとするのもよいでしょう。
上質な素材感
高級な内装なのに、なぜかチープさを感じたことはありませんか? それは上質な空間が見た目のデザインだけではなく、「本物素材の質感」の重なりによって生まるからです。
いくら見た目だけ高級に見せかけても、素材のグレードが低いとやぼったい印象に。逆に派手さはなく、シンプルで奇をてらわない部屋でも、空間に表情・味わいが生まれ、「上質な空気」を感じるものです。無垢のフローリングのやわらかな足ざわり。自然光をおだやかに受け止める左官仕上げ。ふと触れたときに、重厚な安心感を与えてくれる石。
そうした本物素材の息づかいは、何気ない日常の質を高めてくれるはずです。
造り付けのオーダー家具
せっかくの美しい空間も、ちぐはぐな家具によって違和感のあるインテリアになってしまうケースは珍しくありません。
そんなときにおすすめなのが、家具の一部を「造り付け」にすること。部屋のサイズやデザインに合わせて造るオーダーメイドのため、美しい空間にぴったりとフィットします。TVボードや暖炉のマントルピース、カウンター収納や本棚、デスクなど、基本的には多くの家具を空間に合わせてデザインできます。
「この家のためにあつらえた」という特別感が、より愛着をもたらしてくれるはずです。
陰影のある照明計画
部屋を均一に明るくすると、メリハリのない印象になりがちです。
そこでおすすめなのがバランスの良い「影」をつくること。部屋のイメージは一段と豊かになります。たとえば間接照明を使えば、壁や天井にやわらかな光が広がり、空間に上質な奥行きが生まれます。またダウンライトで壁面を照らせば、素材の質感が静かに浮かび上がり、よりドラマティックな雰囲気に。
調光機能のある照明によって、シーンごとに空間イメージを変え、ホテルライクなくつろぎを演出するのもよいでしょう。「均一ではなく、必要なところを照らすこと」を心がけてみましょう。
余白のバランス
どんなによい素材を使っても、視線が散ってしまうと上質な空気は消えてしまいます。「足し算」ではなく「引き算」でつくるのが、高級感のある内装。
そのためには「ただ壁を増やす」のではなく、できるだけ視線のノイズを減らすこと。たとえば家具のラインを揃えることで視線が整理され、結果として余白を感じやすくなります。また、アート作品などにあわせて大きな壁面設けることで余白が生まれ、アートの美しさがぐっと引き立つように。
「余白の質が、空間全体に品格をもたらしてくれる」と言っても過言ではないでしょう。
納まりの美しさ
「一見どこがどう違うのかは言葉にできないけれど、なぜか美しい」多くの方がそれを感じるのは、無意識に細部の納まりの美しさを感じているからです。
納まりとは、壁と天井の境目といった部材同士の接点のこと。納まりが美しいと、空間全体が洗練されて見えます。逆に隙間や段差、ラインの乱れがあると、それだけでチープな印象に見えてしまいます。
たとえば、巾木、建具枠など、視線に入る「水平・垂直」を可能な限り揃える。建具枠を見せない「隠し框」を取り入れる。そうした細やかなものづくりの積み重ねで、上質な雰囲気が生まれます。
心地よく洗練された「間取り」のポイント
広がりのあるリビング
「家族で過ごす時間を大切にしたい」「たくさんのゲストをもてなしたい」という理由から、広々としたリビングはリノベーションでも人気です。とはいえ、「限られた居住面積でどうリビングを広げるか」は簡単ではありません。隣室とのバランスや動線、水回りの配置など、いくつもの条件が関わるためです。
そこで大切なのが、プランニングの工夫です。隣室や廊下を取り込む、キッチンとの仕切りをなくす、水回りを一箇所に集約するなど、空間を最大限に活かすアイデアは多岐に渡ります。CRAFTのようにリビングを広げた実績が豊富な高級リノベーション会社に依頼すれば、いくつものパターンを検討してくれます。
ゆとりある玄関
後回しにされがちな玄関ですが、実は住まいの印象を大きく左右するスペースです。ゆとりのある玄関は、邸内全体に贅沢で伸びやかなイメージを与えてくれます。
とくにマンションの玄関は狭く暗くなりがちなため、リノベでも「もっと明るくしたい」という声が多いところです。
そこで「レイアウトを変えて間口を広くする」「廊下スペースを取り込んで玄関ホールを広げる」「リビング入り口のドアや壁をガラスにして、視線を奥まで通す」といったリノベーションがとても効果的。ラグジュアリーホテルのロビーのように、玄関から入った瞬間、贅沢な気分で満たされます。
暮らしに合わせた収納計画
どれだけ美しい空間でも、日用品にあふれていれば雑然と見えてしまいます。とはいえ、収納が足りない・場所が悪い・家族の使い方と合っていないなど、現在の住まいで不便を感じている方も多いはずです。
リノベーションではまず、「誰が・どこに・どれだけの量を収納するか」を確認しながら収納量と位置を計画していきます。たとえばキッチン裏にパントリー、家族全員で使うファミリークローゼット、土足で出入りできるシューズインクローゼットなど。ライフスタイルに合わせた収納計画があれば、「生活感のない暮らし」がごく自然に実現できます。
プライベート空間の独立
もしゲストを招く機会が多いご家庭では、パブリック空間とプライベート空間を分けた「PP分離の動線」がとても有効です。
たとえば玄関から玄関から直接寝室が見えてしまう、来客時に生活空間を見られたくない…などのお悩みmはよくあるもの。そこで玄関から右手はLDK、左手は寝室やバスルームと空間を明確に分けておけば、ライベート性は格段に向上します。さらに寝室側の廊下にドアを設ければ、よりしっかりと生活ゾーンを隠すことも可能です。空間を上手にゾーニングすることで、来客時のストレスがなくなり、暮らしの質も高まります。
高級な内装リフォームが得意な会社の特徴
高級感のある内装リフォームが得意な会社は、共通点があります。まずひとつはHPに高級リフォームのデザイン事例が多いこと。たくさんの高級マンションや邸宅を手掛けてきた実績は、高い要求に応えられるというたしかな証拠です。
また社内にデザイナーが在籍し、一人ひとりの設計レベルが高いことも挙げられます。お客さまの要望をそのまま図面化するのではなく、「その奥にある本質的なニーズ」をしっかりと受け止め、丁寧に読み取り、空間に落とし込む力が求められます。自社設計・施工であれば、設計意図を忠実に反映した仕上がりが期待でき、完成度はより高まります。
最後に素材・家具・設備の知識も欠かせません。多彩な選択肢の中から、空間にふさわしいものをピックアップできる会社こそ、高級リフォームに強い会社だと言えるでしょう。
高級住宅の内装は、リノベのショールームで体感しよう
高級住宅の内装は、写真では伝わらない「空気感」が大きく影響します。自然光の広がり方、余白の心地よさ、素材の質感——。実際に空間を見ることで、気づきやアイデアのきっかけに。もしリノベーションもご検討なら、ショールームを見学してみましょう。
CRAFTの青山ショールームは、208㎡ の大空間をリノベーションしています。広いリビングにはいくつもの居場所を設け、家族が同じ空間にいながら「個」の時間も大切にできるように設計。栗挽板の鉄媒染のフローリング、福島産・白河石など、本物素材が見せるゆたかな表情も感じていただけます。
<青山ショールームでできること>
・建築のプロが、お悩みを丁寧にヒアリング
・間取り図があれば、その場で可能なプランや費用感をお伝え
・建て替えとリフォームの比較
・ショールームの間取り、素材感、居心地のチェック
など
完全予約制のため、ゆっくりとご覧いただけます。どうぞお気軽にご予約ください。
<著者>中野 瀬里乃
CRAFTのインハウスエディター兼ライター。出版社を経て2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。







