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クラフトでリフォーム・リノベーションしたお客さまにインタビューしました。
お子さまの独立後、眺めのよいマンションを購入したご夫婦。”2人なので部屋数はいらない”と、既存の3LDKから、ゆとりのある1LDKにリノベーションしました。
床はヨーロピアンオークのスプーンカット、壁はモルタル、天井には木のルーバー。一つひとつの素材にこだわり、丁寧に家づくり。大満足の住まいを手に入れたご夫婦にお話をうかがいました。
子どもが独立し、終の住処として住み替えることに
CRAFT(以下C):もともと同じマンションにお住まいで、こちらのお部屋に住み替えられたとか。
ご主人さま:はい。子どもが独立して2人になったので、終の住処を探していました。最初は別のマンションも見ていたんですが、こちらのマンションは設備が充実しているし、結局『これ以上のマンションはないな』と。ちょうど川沿いの棟に売り物件が出たので、購入を決めました。
奥さま:最初からスケルトンリノベーションをするつもりだったので、既存の間取りはまったく気になりませんでしたね。この景色を眺めながら暮らすことが一番の目的でしたから。
『普通のリフォームはつまらないな』と思い、クラフトへ
C:住み替えによって「眺めのよい住まい」を手に入れられたわけですね。その後、クラフトに声をかけてくださった理由を教えていただけますか?
ご主人さま:マンションの施工会社さんでもリノベーションはできましたが、『普通のリフォームはつまらないな』と思ったんです。インターネットでリノベーション会社を探したところ、クラフトさんのHPが目にとまりました。2人でデザイン事例を見て『私たちのイメージを叶えてくれそうだね』と。他社と比較すると時間もかかるし、正直ピンときたのはクラフトさんだけだったので、他の会社には声をかけませんでした。
クラフトのモデルルームに一目惚れしてしまった
奥さま:さっそく自由が丘モデルルームを見学することにしました。もう一目惚れですね。青山モデルルーム(※)も見に行くと、こちらも好み。自由が丘モデルルームのモルタルの壁、人研ぎ仕上げの洗面台、青山モデルルームのスプーンカットの床、木のルーバー…手づくりの風合いが、まさに私の理想そのもの。「クラフトさんなら絶対に素敵にしてくれる」と確信しました。
C:お2人とも、直感を大切にしていらっしゃるんですね。
奥さま:ええ、第一印象って大事ですよね。ちょうど見学したのが暑い季節で、スプーンカットの床が、裸足にとても気持ちよくて。『これがいい』と、フローリングもその時に決めました。
※青山モデルルームは、新青山モデルルームと統合しました。
部屋数を減らし、広くてくつろげるLDKが欲しい
C:スケルトンリノベーションということで、全体の間取りを見直しています。もともと3LDKだったのを、部屋数を減らして1LDK+WICにされていますね。
ご主人さま:あくまでも”夫婦2人で過ごす家”と考えていましたから。部屋数を減らし、広くてくつろげるLDKが欲しいと思いました。
デザイナーさんには3つのプランを提案してもらい、最終的にはこちらに決めました。キッチンと、リビング・ダイニングのカウンター収納が一列に続いているところが気に入っています。
手仕事が伝わるモルタルの壁やスプーンカットのフローリング
奥さま:リビング~キッチンに続く壁のタイルもお気に入りです。リズミカルな面白味のあるデザインで、凹凸がなくフラットなので、カウンターに飾った小物の邪魔をしません。
対面のモルタルの壁もステキですね。こうして見ていても、手しごとが伝わってきます。近所なので工事をちょこちょこ見に来ていたんですが、ロックな感じの左官職人さんがモルタルを塗っている姿もカッコよかったです(笑)。
スプーンカットのフローリングも、監督さんに聞くと「職人が手で彫っています」とおっしゃったので驚きました。本当に手づくりなんですね。時間をかけて、丁寧に作ってくださっているんだな…と思うと、より愛着がわいてきます。
ご主人さま:職業柄、ライティングにもこだわりました。間接照明、ダウンライト、スポットライトを4段階でシーン登録できるように。LDKだけで8回路も分かれているのは、住宅ではちょっと珍しいかもしれませんね。グリーンを照らすようにスポットライトをあてているので、壁の印象がより深まっているのではないでしょうか。
生活動線ができたことで、暮らしがよりスムーズに
C:リノベーションにより寝室~WIC~SIC~玄関という動線が生まれていますが、暮らし心地はいかがでしょうか。
ご主人さま:生活動線ができたことで、とても暮らしやすくなりました。出かけるときはWICで着替え、SICを通り抜けて玄関へ。帰ってきたときも、SICから入って、WICで部屋着に着替えるというパターンです。寝室~玄関が続いているので、窓と引き戸を開けると南北に風が抜けます。リビングも同じように風通しがよく、本当に快適ですよ。
C:ステキな小物がたくさんあって、お2人のこだわりの強さがうかがえます。仕様決めが大変だったのではないでしょうか。
奥さま:いえいえ、たのしかったです。ショールームを巡って、気に入ったタイルのサンプルを自分で取り寄せて、次の打ち合わせに持って行ったり。せっかくクラフトさんがリノベーションしてくださるんだし、期待に応えてくれるとわかっていたので、思いっきりリクエストさせていただきました。
リノベーションしてからは、外出することが少し減りましたね。できるだけ部屋で過ごしたいと思うようになったんです。小物を飾ったり、花をしつらえたり、音楽を聴いたり、映画を見たり。これから少しずつ、お友達も招待しようと思っています。
インタビュー後記
取材にうかがったのは、すこし汗ばむ季節。
しかしリビングに入ると、窓から舞い込む風に汗が吹き飛ばされました。お話をうかがっているときも絶えずカーテンがはためいていて、夏もとても過ごしやすそうです。
モルタルの壁には「これから絵を飾ろうと思っているんですよ」とご夫婦で笑顔。リノベーションでご希望の住まいが完成した後は、お2人の好きなモノで空間を彩りながら日々の暮らしをたのしんでいるようでした。
※こちらの詳しいプランは、デザインリフォーム・リノベーション事例 #00432をご覧ください。
<著者>中野 瀬里乃
大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。