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戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの費用相場は?メリット・デメリットとあわせて解説!

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの費用相場は?メリット・デメリットとあわせて解説!
戸建て(一軒家)をまるごとリフォームする3つのメリットと3つのデメリット

目次

自由な間取りとデザインにより、新築のように生まれ変わる戸建て(一軒家)のまるごとリフォーム。建て替えと比べて費用を抑えられるケースもあり、注目度が高まっています。

実際に戸建てをまるごとリフォームした方の事例を交えながら、全面リフォームする上で知っておきたい費用相場やメリット・デメリット、リフォームを成功させるコツなどについて紹介していきます。

(作成日2024.1.26 更新日2024.4.27)

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームとは

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームとは

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームは、住宅全体を改修するリフォーム方法です。まるごとリフォームでは、間取りの変更や全体のデザインの変更などを含め、既存の住宅をガラッと造り変えていきます。

建物を構造躯体のみの状態にして行う「スケルトンリフォーム」は、まるごとリフォームの一つです。また、まるごとリフォームは「フルリフォーム」や「全面リフォーム」などと言われることもあります。表現はさまざまですが、「住まいを全部リフォームする」という意味で同じだと捉えてよいでしょう。

フルリフォーム・リノベーション

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームと建て替えの違い

間取りからガラッと変えるなど既存の住宅を一新する方法としては、まるごとリフォームの他に建て替えという方法もあります。

建て替えは、既存の住宅を一度解体し、建て直す方法です。既存の住宅をそのまま活用するかどうかがまるごとリフォームとの大きな違いになります。

まるごとリフォームと部分リフォームの違い

住宅のリフォーム方法には、既存の住宅を全面的に改修するまるごとリフォームの他に、特定の箇所のみをリフォームする部分的なリフォームもあります。

部分的なリフォームでできることは多岐にわたり、システムキッチンを入れ替えたり浴槽を入れ替えたりするのも部分的なリフォームに該当しますし、便器や内装材を交換し、トイレ全体をガラッと変えるのも部分的なリフォームに該当します。

住宅全体ではなく特定の箇所が劣化していたり特定の箇所に不満を感じているときにおすすめのリフォーム方法です。

事例で見る戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの費用相場

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームにかかる費用はさまざまな条件によって異なるため、一概に「〇〇万円でリフォームできる」とは言い切れません。ただし、住宅の広さやリフォームの内容など、条件の似たような事例を参考にしておおよその金額を予想することはできます。

ここでは、CRAFTで全面リフォームした戸建ての事例を3つピックアップして紹介していきます。

事例1. 広々としたリビングとコックピットのようなキッチンが映える家

事例1. 広々としたリビングとコックピットのようなキッチンが映える家
デザインリフォーム・リノベーションCRAFT #20675

こちらは、広島にある郊外の戸建てを購入してまるごとリフォームした事例です。

もともとLDKに和室が隣接する形で配置されていましたが、その和室を取り込み、よりゆったりと過ごせるLDKにリフォームしました。取り込んだ和室があった場所にはkitchenhouse(キッチンハウス)のキッチンを配置。L字型のカウンターテーブルや背面収納も相まって、コックピットのような雰囲気になっています。

こちらの住宅は構造上撤去できない壁がいくつかありましたが、ボードを撤去した上でブレース(筋交い)を塗装することで住宅内のいいアクセントになるようにうまく取り入れています。

築年数:11年
リフォーム面積:90㎡
リフォーム費用:2,800万円

事例2. 大きな天窓から柔らかい陽射しが差し込む住宅

事例2. 大きな天窓から柔らかい陽射しが差し込む住宅
デザインリフォーム・リノベーションCRAFT #00404

こちらは、目黒区にある戸建てをまるごとリフォームした事例です。

築9年という新しめの物件でしたが、

・天窓からの直射日光がキツい
・LDKが過ごしづらい
・浴室と寝室が離れていて使い勝手が悪い

など、いろいろと問題点や不満な点があったため、それらの解消もふまえて全面リフォームすることになりました。

大きな天窓には半透明の樹脂板を設置して陽射しの問題を回避。独特な形状だったLDKは、隣にあった寝室を移動させることで広々として使い勝手の良い空間に生まれ変わりました。寝室を移動するのに合わせて寝室と浴室を近くに配置するよう間取りを変更したので、浴室と寝室が離れていて使い勝手が悪いという問題も解消されています。

築年数:9年
リフォーム面積:140㎡
リフォーム費用:4,500万円

事例3. 鉄骨造の3階建てを店舗併用住宅にまるごとリフォーム

事例3. 鉄骨造の3階建てを店舗併用住宅にまるごとリフォーム
デザインリフォーム・リノベーションCRAFT #18604

こちらは、神奈川県の川崎市にある鉄骨造の3階建てをまるごとリフォームした事例です。

1階をペットサロン、2〜3階を住居として全面リフォームしました。1階のペットサロンはさまざまな方が訪れる場所ということもあって明るめのデザインにした一方で、住宅は落ち着いたモダンなインテリアが中心になっています。

大きな窓から自然の光がたっぷりと差し込むLDKの床には、一枚一枚表情が異なるタイルを設置。壁の一部にグレーのタイルを採用し、キッチンはCUCINA(クチーナ)でオーダーしたものを配置したことで、非常に存在感のある、住宅のハイライトとなるような空間になっています。

吹き抜けに設けたステップフロアの大きなライブラリースペースもインパクト抜群で、非常に個性的な仕上がりになっています。

築年数:17年
リフォーム面積:192㎡
リフォーム費用:7,200万円

フルリフォーム・リノベーション

戸建てのまるごとリフォームの費用に影響する4つの要素

事例からもわかるとおり、戸建てのまるごとリフォームにはそれなりの費用がかかります。

そこで把握しておきたいのが、

・住宅の状態
・住宅の広さ
・リフォームの内容
・導入する設備や建材のグレード

など、費用に影響する4つの要素について。

どういった要素がリフォーム費用に大きく影響するのかを把握しておくことで、リフォーム費用が予算を大きくオーバーするような事態を防げるようになります。

それぞれ詳しく解説していきます。

住宅の状態

まるごとリフォームの費用には、既存の住宅の状態が大きく影響します。

例えば、耐震性能が低い住宅のまるごとリフォームでは耐震工事を行うことがありますが、そうなると費用も割高になります。また、住宅の駆体や配管に劣化が見られる場合はそれらも修繕しなくてはならないため、金額も高くなりがちです。

住宅の広さ

事例を見てもわかるとおり、住宅の広さもリフォーム費用に大きく影響します。住宅が広くなればなるほど工事を行う部分も増えていきますし、使用する建材も多くなっていくので、費用も高くなりがちです。

まるごとリフォームでは住宅を全体的に改修していくので、広さによる影響がより大きくなる傾向があります。

リフォームの内容

まるごとリフォームの費用はリフォームの内容によって変化します。やりたいことが多くなればなるほど費用も高くなる傾向がありますし、大掛かりな工事になればなるほど割高になります。

例えば、既存の間取りを活かしたまるごとリフォームと間取りを大きく変更するまるごとリフォームでは、間取りを変更するリフォームの方が費用も高額になりがちです。

まるごとリフォームは理想の住まいを実現するために行うリフォームなので、やりたいことを我慢して極端にコストを削減する必要はありません。ただ、予算内に収めたいのであれば、既存の間取りを活かしたりやりたいことに優先順位をつけるなどの対応が必要になることもあります。

導入する設備や建材のグレード

住宅設備や建材にはさまざまなグレードがあり、グレードによって金額が大きく異なります。高品質な建材や高機能な設備は非常に魅力的ですが、その分、価格も高くなるので注意が必要です。

建材や設備についても、こだわるところと妥協するところを決め、うまく予算内に収めるようにしましょう。

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの3つのメリット

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの3つのメリット

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの主なメリットとしては、

・間取りの変更などできることが多い
・住宅の状態をチェックできる
・建て替えせずに住宅を一新できる

などがあげられます。

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

大胆な間取り変更など、できることが多い

戸建てのまるごとリフォームには、できることが多く、住宅をガラッと変えられるというならではのメリットがあります。

部分的なリフォームだと住宅の特定の箇所を修繕したり改修することはできますが、全体的に変えることはできません。

一方、まるごとリフォームでは、部分的な修繕や改修はもちろん、間取りの変更や住宅全体のデザインの変更などもできるので、「住宅を大きく変えたい」という方に適しています。

住宅の状態をチェックできる

戸建てのまるごとリフォームでは住宅を構造躯体だけの状態にすることもあり、このタイミングで「住宅の状態をチェックできる」点がメリットです。

建設してからある程度経過している住宅は、躯体部分の劣化が進んでいたり、断熱材や配線・配管が劣化している可能性があります。

躯体や内部の設備の劣化に無視してリフォームを進めてしまうと、数年後に改めてリフォームが必要になる可能性があるため効率的ではありません。

費用も余計にかかることになるので、施工のタイミングで住宅の状態までチェックできる「まるごとリフォーム」は効率的かつコストパフォーマンスの高いリフォーム方法だと言えます。

建て替えせずに住宅を一新できる

戸建ての中には、再建築不可物件や要セットバック物件などの特殊な物件もあります。

再建築不可物件は住宅の再建築ができないタイプの物件で、建て替えができません。要セットバック物件は、建て替えることこそできますが、セットバックによって住宅の敷地面積が狭くなってしまうというデメリットがあります。

これらの物件は、建て替えができない、あるいは建て替えに向いていない物件だと言えますが、まるごとリフォームであれば再建築不可物件や要セットバック物件であっても建て替えずに住宅を一新することができます。

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの3つのデメリット

部分的なリフォームや建て替えにはないメリットがある戸建て(一軒家)のまるごとリフォームですが、ならではのデメリットもあるため注意しなくてはいけません。

住宅を全面リフォームする際の主なデメリットとしては、

・費用が高額になりやすい
・住宅の構造によってリフォームの内容に制限がかかることがある
・工事期間中は仮の住まいを用意する必要がある

などがあげられます。

戸建てのまるごとリフォームで後悔しないためには、これらのデメリットをしっかりと把握しておかなくてはいけません。

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

費用が高額になりやすい

まるごとリフォームには、費用が高額になりやすいというデメリットがあります。

まるごとリフォームでは住宅を全体的に改修していきますし、配線や配管の交換、断熱材の交換や補填を行うこともあるため、どうしても費用がふくらむ傾向があるわけです。

予算を大幅にオーバーしてしまわないためにも、なるべく早いタイミングでリフォーム会社に相談したり見積もりを作成してもらうことが重要になります。

住宅の構造によってリフォームの内容に制限がかかることがある

戸建てには、

・木造軸組工法(在来工法)
・2×4工法(枠組壁工法)
・鉄骨造(S造)
・鉄筋コンクリート造(RC造)

など、さまざまな構造がありますが、2×4工法や軽量鉄骨造、壁式構造が採用されている鉄筋コンクリート造の戸建てには撤去できない壁や移動できない壁があるため、リフォームの内容に制限がかかってしまうことがあります。

工事期間中は仮の住まいを用意する必要がある

まるごとリフォームは住宅を全体的に改修するため、工事期間中は住み続けることができません。

工事をしている間は仮の住まいを用意する必要があるため、資金計画を立てる際は仮住まいの家賃も考慮しなくてはいけません。

まるごとリフォームの工期は2〜4ヶ月ほどと長いため、それなりの金額の家賃が発生することになります。

*関連記事*
リフォーム期間はどれくらい?長引くケースは?フルリフォーム中の仮住まいの選び方も

まるごとリフォームの流れ

住宅のまるごとリフォームをCRAFTにご依頼いただいたときの流れは以下のとおりです。

1. ご相談
2. 見積り
3. 詳細の打ち合わせ
4. ご契約
5. 着工
6. お引渡し

ご希望のリフォームの内容を伺いながら見積りを作成し、設計契約を結んで詳細な打ち合わせを行った後、工事請負契約を締結して着工、お引渡しとなります。

まるごとリフォームの流れについてはこちら

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの注意点

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームは、既存の住宅を解体せずに活かしてリフォームするので、建て替えに比べて費用を抑えやすいというメリットがあります。ただ、建て替えよりも高額になってしまうケースや建て替えとほとんど変わらない金額になってしまうケースもあるので注意が必要です。

建て替えよりも高額になったり建て替えとほぼ変わらない金額になるようなケースは頻繁に発生するわけではありませんが、耐震工事が必要になったり、駆体の補修や配管の交換が必要になる場合は高額になる可能性があるので注意しましょう。

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームを成功させるコツ

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームを成功させるコツ

実際に戸建て(一軒家)をまるごとリフォームする上で押さえておきたいのが、丸ごとリフォームを成功させるコツについて。

住宅の全面リフォームを成功させるために押さえておくべきコツとしてあげられるのは、以下の3点です。

・やりたいことを明確にして優先順位を決めておく
・戸建てのまるごろリフォームが得意なリフォーム会社に依頼する
・これから住宅を購入する場合はワンストップリノベーションの会社に依頼する
・利用できるローンの種類を把握しておく

それぞれ詳しく解説していきます。

やりたいことを明確にして優先順位を決めておく

戸建てのまるごとリフォームではいろいろなことができるため、事前にやりたいことを明確にして、やりたいことの優先順位を決めておくことが重要になります。

やりたいことが明確になっているとリフォーム会社の打ち合わせもスムーズに進められますし、優先順位を元に予算に合わせてやることとやらないことを決められるため、予算もオーバーしづらくなります。

やりたいことが明確になっておらず優先順位も決まっていない状態だと、優先順位の高くないリフォームを優先してしまったり、そこまでこだわるつもりでなかった部分にこだわるなど対応を誤る可能性が高くなり、満足度の低いリフォームになってしまいかねません。

そのような事態を避け、リフォームをスムーズに進めるためにも、事前にやりたいことを明確にし、優先順位まで決めておくことが重要になるわけです。

戸建てのまるごとリフォームが得意なリフォーム会社に依頼する

戸建てのまるごとリフォームは、一軒家の全面リフォームの実績が豊富なリフォーム会社に任せるのが一番です。

事例の多いリフォーム会社だと、事例を参考にしながらイメージを伝えやすくなりますし、戸建てのまるごとリフォームに関するノウハウが豊富なので安心して任せることができます。

こちらのやりたいことやイメージを上手く形にしてくれる提案力の高いリフォーム会社やプランニングが上手いリフォーム会社だと尚良しです。

リフォームに対する満足度はどのリフォーム会社に依頼するかによって決まると言っても過言ではないので、リフォーム会社を選ぶときはこれらのポイントを重視しながら選ぶようにしてください。

*関連記事*
戸建てのフルリノベーションでどこまでできる? 事例と会社選びのコツ

これから住宅を購入する場合はワンストップリノベーションの会社に依頼する

戸建てのまるごとリフォームを検討している方の中には、これから住宅を購入する予定の方もいるかと思います。その場合はワンストップリノベーションの会社に依頼するのがおすすめです。

ワンストップリノベーションの会社は、リフォームの内容を加味した上で住宅をリサーチして提案してくれるので、住宅の構造的な問題でリフォームの内容が制限されるというトラブルが発生しづらくなっています。

また、窓口が一つになることで住宅の購入やリフォームをよりスムーズに進められるというメリットもあるので、これから住宅を購入する予定の方はワンストップリノベーションの会社への依頼を検討してみてください。もちろんCRAFTでも対応可能です。

利用できるローンの種類を把握しておく

これから物件を購入してまるごとリフォームしたいと考えている方は、利用できるローンの種類と特徴についても把握しておくようにしましょう。

これから物件を購入するということであれば、リフォームローンだけでなく住宅ローンも利用できますが、これらのローンには以下のような違いがあります。

リフォームローン住宅ローン
金利高い低い
借入金額少ない多い
借入期間短い長い

まるごとリフォームは金額が高額になりがちなので、リフォームローンよりも、金利が低く、借入期間を長く設定できる住宅ローンの方がおすすめです。

まるごとリフォームの費用を住宅ローンで借り入れるときは住宅の購入費用とまとめて申請する必要があるので、物件の購入とリフォームをまとめてお願いできるワンストップリノベーションの会社に依頼するようにしましょう。

〈まとめ〉戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの相談は実績豊富なCRAFTへ

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームは、これまで暮らしてきた住宅の雰囲気や空気感を残しながら間取りやデザイン、設備を一新できる魅力的なリフォーム方法です。住宅を一新すると言っても建て替えるわけではないので、再建築不可物件や要セットバック物件にも向いています。

ただ、住宅全体をガラッと造り変えるという性質上、実績やノウハウ、プランニング力の高さが求められるリフォーム方法でもあります。

CRAFTは、戸建てのまるごとリフォームの実績が豊富なリノベーション会社です。住宅の構造的に難しいケースであっても、これまでのまるごとリフォームのノウハウを活かし、最適な提案をさせていただきますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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フルリフォーム・リノベーション モデルルーム相談会
上原 宏介

<著者>上原 宏介

住宅関連のコンテンツ作成を得意とするライター。専門的な言葉や用語が多くわかりづらくなってしまいがちな建築・リフォーム関連の情報をわかりやすくお伝えしています。さまざまな媒体で建築・リフォーム・不動産関連のコラムを多数執筆中。

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