物件データ
お子さまの独立を機に、お住まいのマンションをデザインリフォームしたHさん。それぞれ独立していたリビング・ダイニングとキッチン、和室を一体にし、開放的なLDKに変更しました。キッチンの奥にはパントリーを設けて収納量を確保するとともに、玄関~洗面室~パントリー~キッチンの動線で家事効率をアップ。お気に入りの絵画やオブジェが引き立つように、内装はグレイッシュなカラーで統一し、シックにまとめました。シンプルな中に、石目模様のタイルや縦長のモザイクタイル、サイルストーンといった上質感のある素材を散りばめ、上品なくつろぎがただよう大人の住まいに仕上げています。
お気に入りの絵画に囲まれて暮らす
玄関ホールやダイニングの壁面にピクチャーレールを設置し、たくさんお持ちの絵画を飾るスペースを設けたこともポイントです。表に出さない絵画を大切に保管できるよう、梁下の天井が低い空間を活用し、3面の壁いっぱいに棚を設けた専用の保管庫も新設しています。小物や写真をディスプレイできるカウンターやニッチも各所に設け、好きなものに囲まれて暮らせる住まいを実現しました。
シンプルで上質な空間に
テレビボードの背面の壁にはシックな織物調のアクセントクロスを貼り、天板はアッシュの突板、下部はダークグレーのメラミンボードで製作。シックで上質感のあるリビングに仕上げました。上下に間接照明を入れ、空間に伸びやかさを感じさせるとともに、夜はリラックスしたムードを演出します。
ダイニングをギャラリーに
ダイニングからキッチンにかけての壁は、流れるような石目模様が美しいタイル貼りに。ピクチャーレールを設置し、所有する絵画が映えるディスプレイスペースとしました。腰高の収納カウンターには、小物類や写真などを飾り、リビングのソファでくつろいでいるときやダイニングで食事をしているときにも、大切なアイテムの存在を感じるように計画しています。
ダイニングとキッチンの一体感
もともとは独立の壁付けキッチンでしたが、今回のリフォームでL字型に変更。コンロカウンターのみ壁付きのフルオープンキッチンとすることで、リビング・ダイニングと一体の空間に。サイルストーンの天板やマットなグレイッシュカラーの框扉など上質感のある素材を使い、落ち着いた雰囲気でまとめています。
CUCINAのキッチン
リビング・ダイニングと同様、グレイッシュカラーでまとめたキッチンは、CUCINAで製作。キッチンの奥には、冷蔵庫やワインセラーを収めたパントリーを設けました。さらに奥には洗面室があり、引き戸を開ければ玄関~洗面室~パントリー~キッチンがひと続きとなるようレイアウト。食品などを購入したときにはキッチンに直行できる、機能的な家事動線です。
寝室もシックに
床にはブラックチェリーの挽板フローリング、壁にはシックなアクセントクロスを貼りました。さらに収納扉は壁材と同系色のベージュで統一して壁と同化させ、落ち着いた雰囲気を演出しています。ベッド背面の壁には調湿効果のある機能壁材を貼って快適に過ごせるように。梁下の空間は収納スペースとし、デッドスペースを活用しています。
サニタリーは美しく機能的に
洗面カウンターの天板は、天然石の風合いに近く手入れがしやすいサイルストーンを採用。洗面ボウルの両側には、メイク道具などを広げてもゆとりあるスペースを確保しました。ミラーキャビネットの上下に入れた間接照明の光がモザイクタイルの壁にあたり、表情豊かな空間に。向かいの壁にはタオルウォーマーを設置するなど、デザインと使い勝手を両立しています。
トイレもグレーに
トイレの壁にはグレーのアクセントクロスを貼り、手洗いカウンターもグレーで統一。正面の壁はボーダーパターンの凹凸があるタイルを貼り、シンプルな空間に表情をプラスしました。便器側の壁には、ちょっとした小物を飾れるように小さなニッチカウンターを。
伸びやかな玄関ホール
廊下からリビングにかけての床には大判タイルを敷き、ガラスの框扉でゆるやかに間仕切り。ひと続きのような伸びやかな空間に仕上げました。玄関横の空間にはピクチャーレールを設置し、絵画などを飾ることができるスペースに。視線の先にはニッチを設け、天板は框扉と同色に。ダウンライトがディスプレイを引き立てています。