和モダンなリビング、おしゃれな10のリフォーム事例

伝統的で落ち着いた和テイストと、都会的でスタイリッシュなモダンテイストが融合した「和モダン」。洗練されているのにどこか懐かしい和モダンは、流行を問わず愛され続けているインテリアスタイルです。

和モダンなリビングにリフォームすると、現代的な暮らしやすさのなかに、日本ならではの美しい意匠を取り込めるというメリットがあります。今回は、「和モダンなリビング」にリフォームした事例をご紹介します。

白と木材のナチュラルなコントラストが美しい、シンプル和モダンなリビングにリフォームしたお住まいです。

独立したキッチンをオープンにして、隣接していた洋室と廊下の一部を取り込み開放的なLDKに一新しました。ダイニングテーブルは、CRAFTがオリジナルで製作しています。天板は香川県の材木店から取り寄せた無垢のタモ材を使用し、旅館で使われているテーブルのような重厚感をもたせています。チェアに合わせてテーブルの高さを低く設定したことにより、日本的なくつろぎを感じるリビング・ダイニングとなりました。

またWICのほかに壁面収納や本棚、長いキッチンカウンターなど収納量を確保することで、モノを表に出さない、スッキリと整った暮らしを実現しています。

モダンなのに、どことなく和の心地よさがある。石や木といった、自然素材を積極的に取り入れた和モダンなリビングのリフォーム事例です。

床材と家具をシックな印象のウォールナットで統一。テレビ背面の壁は、豊かな表情が魅力的な大谷石を貼りました。大谷石の素朴さとウォールナットの重厚感とのコントラストが美しく、落ち着いた和の雰囲気に穏やかに調和しています。

その他の壁と天井は、火山噴出物のシラスを原料とした薩摩中霧島壁仕上げに。調湿・消臭などの優れた機能性に加えて、自然素材ならではやわらかな風合いにより、室内環境を整えつつ心地よい空間演出としています。随所にこだわりを感じられる、印象的な和モダンなリビングが完成しました。

和の要素をふんだんに取り入れたリビングのリフォーム事例です。

リビングとダイニングの壁を撤去し、さらに和室を取り込んでLDKを拡張。床材はタモのフローリング、天井にはすだれを思わせるヨシベニヤを連続して貼り、ひと続きの空間であることを強調しています。掘りごたつのテーブルやテレビボード、キッチンカウンターや収納もタモ材で統一し、繊細な和の雰囲気に溶け込むよう配慮しました。

また美しい坪庭を室内から眺めるため、窓を広げて雪見障子を設置。外部の視線を遮りつつ、LDKのどこにいても外の景色を楽しめるようになりました。畳や雪見障子、掘りごたつといった日本美に、モダンな要素が混ざり合った洗練されたリビングに生まれ変わりました。

明るい色調の木材を基調とした、ナチュラルな和モダンリビングにリフォームした事例です。

キッチン～ダイニングの天井に優しい木目が印象的なメープルの板を貼り、梁の存在感を軽減しつつ下がり天井のような演出に。床材にもメープルを使用することで、空間全体に統一感を持たせました。リビング側の床にのみ、日本の伝統的な技術を応用したスプーンカットを施したこともポイントです。丸みのある凸凹が足裏にやわらかく、視覚的にも和の印象を高めています。

テレビボードやオープン棚は柱型のサイズ合わせて造作。木肌の色を統一することで、天井から床にかけて連続性を持たせています。

またキッチンの壁には石目模様のタイルを貼り、空間を緩やかにゾーニング。マンションの構造上、撤去することができない柱や梁が目立たなくなるよう工夫し、調和のとれた和モダンなリビングに仕上げています。

キッチンの隣に畳敷きの小上がりを設けた、和モダンなリビングのリフォーム事例です。

小上がりは窓から花火が鑑賞できる高さに設定し、季節の情緒を楽しみながら暮らせるように。畳に腰かけて寛ぐことはもちろん、掘りごたつ式でダイニングとしての機能も兼ねた居心地のよい空間です。小上がりの奥には下がり天井を設けて、梁の存在を隠しつつ床の間のようなスペースとしました。壁に落ち着いた印象のシルバーの和紙を貼り、日本的な雰囲気を高めています。キッチンの壁には、透かし細工の障子を埋め込んでアイポイントに。黒い磁器質のタイルとともに、洗練された和の趣を演出しています。

昭和のモダニズム建築を意識した、和モダンリビングにリフォーム。白をベースにサペリ材フローリングや千本格子戸、ローズウッドの化粧柱といった木の質感を取り入れて、どこか懐かしいレトロな和テイストに仕上げました。

開放感を演出しつつ、格子戸や鴨井は低めに設定して日本古来のサイズ感にこだわりました。鴨井が天井と壁をほどよく分かつことで、梁の凸凹や存在感を軽減する効果も狙っています。また美しい桜をLDKのどこからでも眺められるよう、掃き出し窓の開口を大きくしています。見つけ寸法を厚くすることで、額縁のようなイメージに。

リビングの外にはバルコニーを設け、左右にデッキを立ち上げて外部からの視線をカット。内と外がゆるやかにつながり、プライバシーを保ちながら豊かな景色を一層楽しめるようになりました。

京町屋をモチーフにしたリフォーム事例です。

独立していたキッチンは対面式に変更し、リビング・ダイニングを見渡せるようレイアウト。また長い廊下を短縮して玄関からLDKをひと続きとし、奥のデッキテラスまで一直線に視界が抜けるように。視線の先にある大きな掃き出し窓の上部にも窓を設けたことにより、家のどこからでも外の景色を楽しめるようになりました。リビングには、和テイストの壁面収納をオリジナルで製作しました。表面に漆で染色した木曽の手すき和紙を貼り、大型テレビやエアコンを家具のなかに隠せるよう計画。リビングの雰囲気を高めつつ、ご愛用の李朝家具と調和するデザインに仕上げています。

建物の構造上、撤去することができない柱には、黒檀の突板を貼って空間に穏やかに溶け込むよう工夫しました。日本文化が美しく詰め込まれた和モダンなリビングとなっています。

LDKに隣接する和室を「魅せる和室」として、和モダンなリビングにリフォームしたお住まいです。

和室のニッチをふかし壁とし、赤い和紙のアクセントクロスを貼って衝立のような印象に。床から浮かせた飾り台を設けて空間のアイポイントとしています。光の当たり方によって黒い畳の市松模様が浮かび上がり、独創的な雰囲気を高めています。

また和室とリビングの境にある格子状の引き戸は、CRAFTがオリジナルで製作しました。戸を閉めてもLDKの開放感を保ったまま、和室をさらに印象的に魅せる演出としています。戸の収納部分には飾り棚を設置して、リビングをモダンに彩りつつ視覚的な奥行きが広がるように。

日本の伝統美と現代的な要素が入り混じる、和モダンなリビングのリフォーム事例です。

テレビボードは、世界でひとつだけのオリジナルデザインです。和紙に漆を垂らして水墨画のように仕上げた扉を、黒皮鉄の無垢材フレームで囲んでリビングのハイライトとしました。またテレビボードの下部に大理石を貼って一段上げることで、床の間のような雰囲気に。あえて塗りムラを残した特殊塗装の壁を背景に、アーティスティックな和の美しさを際立たせています。

床材は玄関からLDKまでは大理石を連続して貼り、リビングにはスポット的に幾何学模様が刻まれた足触りのよいフローリングを採用しました。表情や質感の異なる床材を貼り分けることで、視覚的にも触覚的にもリラックス空間であることが伝わるように。個性的な素材がアートな空間を演出しています。

万本格子の建具や水屋箪笥が似合う、大正ロマンテイストの和モダンなリビングにリフォームしたお住まいです。日本ならではの美しさを活かしながら、回遊性のある間取りに一新しました。

建具の枠に経年劣化したような塗装を施したり、角を面取りして民芸調の無骨さを強調したりすることで、古い建具が新しい空間に馴染むように。また竹の敷居滑りといった昔ながらの工法を多く取り入れ、見た目だけでなく体感的にもリアルな時代性を演出。リビング・ダイニングに隣接した寝室の建具と窓は、綿密な打ち合わせに基づいてCRAFTがお作りした1点ものです。格子のレイアウトや幅などデザインの細部にまでこだわり、和洋折衷の魅力を高めました。各スペースのドアをすべて引き戸に取り替えたことで、戸を開放するとスッキリと視界が抜ける伸びやかな空間に。

間取りは暮らしやすさにこだわり、内装は木材や天然石、和紙や漆といった和テイストの自然素材を取り入れると、和モダンインテリアが完成します。大切なのは「和」と「モダン」のバランス。デザインやシルエット、間取りはモダン差を感じさせながら、ポイントで和の素材を取り入れるとすっきりとした和モダンが完成します。

CRAFTでは理想をカタチする高いデザイン力で、洗練された和モダンインテリアをご提案いたします。リフォーム・リノベーションを検討中なら、ぜひCRAFTにご相談ください。