fbpx
デザインリフォームならクラフトへ

70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア

70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア
70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア

「70平米のマンション」にどのようなイメージをお持ちですか?「夫婦だけなら広すぎる」「4人家族だとちょっと狭い?」など、それぞれの家族構成やライフスタイル、住み慣れた環境によって、捉え方は違ってきます。

今回は、70平米のマンションの広さや間取りの特徴に触れながら、購入がおすすめな人とそうでない人について紹介していきます。

中古物件購入+リノベーション専用ページはこちら

70平米のマンションの広さはどれくらい?

1平米を日本人に馴染みの深い単位である「畳」に換算すると約0.5〜0.6畳になるため、70平米のマンションは「約35〜42畳分の広さ」ということになります。

部屋の間取りは各マンションによって異なるので一概に言い切ることはできませんが、70平米のマンションはトイレやお風呂、廊下などの設備で20平米ほど専有されてしまう傾向にあるので、リビングや寝室など実際の居住スペースは50平米ほどと考えておくのが無難です。

その場合、居住スペースの広さは「約25〜31畳ほど」になります。

70平米のマンションの間取りは、リビングが狭くて収納不足な傾向

70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア

70平米のマンションには、

・各部屋の広さは4.5〜7畳
・リビングの広さは12〜15畳
・収納は必要最低限
・田の字プランが多い

などの特徴があります。

70平米のマンションだと、画像のような「田の字型」の間取りが多く見られます。この場合はリビング側は明るいけれど、共用廊下に面した玄関や個室は暗いことが多いです。

70平米のマンションはファミリー向けが多く、2LDK〜3LDKと部屋数は多め。ただし、それぞれの個室は4.5〜7畳ほどとそれほど広くはありません。子ども部屋として利用するのであれば4.5〜7畳でも広さは十分なので、よほど大きな家具を導入しない限り窮屈さを感じることはないでしょう。リビングの広さは12〜15畳ほどとなっている物件が多く、4〜5人家族だとやや窮屈な印象です。

70平米のマンションは収納は少なめなので注意が必要!

70平米のマンションは部屋数が多く、リビングも広めに作られているため、収納スペースの確保が難しいというデメリットがあります。部屋数を増やしてリビングをある程度広めにとっているため、収納スペースは必要最低限に抑えられている物件が多くなっているわけです。

70平米のマンションを購入する際は、部屋数だけでなく、収納スペースにも注目しながら選ぶようにしましょう。

70平米のマンションがおすすめな人と避けるべき人

70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #19269

70平米のマンションは間取りに特徴があるため、それらの特徴をふまえながら購入を検討しなくてはいけません。

ならではの特徴をふまえた上で70平米のマンションの購入を〈おすすめできる人〉としては、

・2〜4人家族
・部屋の広さにこだわらない
・収納は最低限でいいと考えている

などがあげられます。

広さや部屋数から考えると、70平米のマンションは2〜4人家族におすすめの物件だと言えます。この家族構成であれば子どもにも独立した部屋を用意してあげられますし、子どもが大きくなるまでは夫婦の部屋や書斎などとして使えます。

12〜15畳のリビングは3〜4人でゆったりすごすのに十分な広さなので、家族で過ごす時間を大切にしたいと考えている方にもおすすめです。

収納は充実しているわけではないものの、必要最低限のスペースは確保されているので、それほど荷物が多くないのであれば収納場所に困ることはないでしょう。

一方、以下の条件に該当する方は、70平米のマンションの購入を〈おすすめできない人〉です。

・5人以上の世帯
・荷物が多く収納スペースが必要
・個室も広いほうがいい

お子さまが3人以上いる世帯だと少し狭く感じられてしまったり部屋数が足りなかったりする可能性があるので、その場合はもう少し広いマンションを検討されることをおすすめします。

また、収納スペースがそこまで充実しているわけではないという性質上、荷物が多い方には不向きです。

リノベーションで理想の空間を実現するのもおすすめ

70平米のマンションには、

・各部屋の広さは4.5〜7畳
・リビングの広さは12〜15畳
・収納は必要最低限
・田の字プランが多い

といった間取りにの特徴があると紹介してきましたが、これら70平米のマンションならではの間取りの特徴はリノベーションによって改善できます。例えば、それぞれの部屋の広さをもう少し広くすることもできますし、収納を充実させることも可能です。

「なかなか理想的な間取りの物件が見つからない…」と悩んでいるのであれば、新築のマンションにこだわるのではなく、リノベーションを前提に中古マンションの購入も検討してみてはいかがでしょうか?

70平米のマンションをリノベーションするときに押さえておくべき5つのポイント

70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #20612

実際に70平米のマンションを購入してリノベーションしたいと考えているのであれば、以下の5つのポイントを押さえておくとリノベーションの満足度が高めることができます。

・寝るだけの個室はコンパクトに
・ガラスドアや室内窓で視線を通す
・回遊性で伸びやかに
・廊下をなくして居住スペースを拡大
・洗面室兼廊下など、2つの空間を有効利用

寝室は睡眠をとるための場所なのでそこまで広くとる必要がありません。寝室をコンパクトにできれば他のスペースに余裕が生まれるので、寝室はなるべくコンパクトにするべきです。さらに室内の仕切りにはガラスドアや室内窓などを採用し、視線を通すことを意識しましょう。

また室内の回遊性が高まると、普段の生活における効率性が高まりますし、空間が伸びやかになります。部屋と部屋の間にウォークスルークローゼットを設けたり、洗面室と廊下を兼ねるなどの工夫で、居住スペースをより拡大できます。廊下のあり方や有効活用も積極的に取り入れるようにしてください。

70平米以上ある広いマンションのリノベーション事例

リノベーションを前提に70平米以上あるマンションの購入を検討する際にチェックしておきたいのがリノベーションの事例です。

70平米以上のマンションを購入してリノベーションした方の事例を2つ紹介していきます。

70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #18031

こちらは、75平米の築15年の中古マンションをリノベーションしたS様ご夫婦の事例です。

ご夫婦2人で住まれている物件なので広さは十分だったものの、ご夫婦の趣味であるアンティークの本や小物類を飾るスペースが不足していることに不満を感じていました。

築年数の経過に伴う住宅設備の劣化も気になっていたこともあり、マンションの大規模修繕工事が行われるタイミングでリノベーションを決意。

独立した部屋は寝室のみとし、ギャラリースペースを設けました。また、書斎は室内窓でゆるやかに仕切る形に変更し、より空間の広がりを感じられるようにしています。書斎に書庫を設けたことで、お二人の趣味であるアンティークの本の収納スペースもしっかり確保できるようになりました。

70平米のマンションは4人家族には狭い? 開放的な間取り5つのアイデア
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #18552

こちらは、75平米のマンションのリノベーション事例です。

ご夫婦と愛犬が心地よく暮らせるゆとりのある空間を実現するため、部屋数を減らして2LDKに間取りを変更しました。和室をなくして広げたLDKには、愛犬のためのスペースも用意されています。ダイニングにはカウンターを設け、オープンのワークスペースに。

また、元々それぞれの洋室に設けられていた収納スペースを一つにしてウォークスルークローゼットに変更。これにより、収納スペースが広げることができました。

マンションリフォーム・リノベーション事例

〈まとめ〉70平米のマンションが快適かどうかは、間取り次第!

70平米のマンションの特徴についてご紹介しました。70平米のマンションは広いとは言えませんが、間取り変更で伸びやかにすることはできます。デッドスペースをなくす、個室をコンパクトにする、室内窓で視線を通すといったプランのアイデアで、実面積以上に広がりを感じられるでしょう。

資産価値を考えると、駅から遠い100平米よりも駅近の70平米の方がよいケースもあります。70平米のマンションは、その方の価値観やライフスタイルからおすすめできる人と避けるべき人が分かれる物件です。

70平米で理想的な間取りの物件をなかなか見つけることができずに悩んでいる方は、ぜひCRAFTにご相談ください。「リノベーションで理想の間取りにできるかどうか」を踏まえて物件をお探しします。もちろん、ご自宅のリフォームのみのご相談も承っています。

中古物件購入+リノベーション専用ページはこちら リフォーム・リノベーション相談会
CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

SHARE ON