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豪邸は、立地・広さ・セキュリティ・設備など、あらゆる面で一流を極めています。ただしマンションも戸建ても「間取りが合わない」「デザインが古い」「設備が古い」など、古くなるほど課題が出てくるのは事実です。そんなときにおすすめなのが、高級リフォーム。今回は豪邸をリフォームした事例と、ポイントをご紹介します。
豪邸リフォーム事例 −戸建て編−
まずは、戸建ての豪邸リフォーム事例から見ていきましょう。
豪邸リフォーム事例 1〈有名建築家の趣を残して〉
こちらは、吉村順三氏が設計した300㎡を超えるお住まい。その持ち味を活かしつつ、現代の暮らしに合わせて豪邸リフォームしました。
独立していたキッチン、ダイニング、リビングをゆるやかにつなぎ、大空間のLDKに。床の素材は、玄関はタイル、LDKはヨーロピアンオークのフローリングと、異なる素材を贅沢に組み合わせています。ゆったりと過ごせる、心地よい空間をデザインしました。
豪邸リフォーム事例 2〈モダンなハウスメーカー住宅〉
お子さまの独立を機に、お住まいのハウスメーカー住宅を豪邸リフォームした事例です。
新築時からあったリビングとダイニングの段差は、リビングをダウンフロアとすることで解消。段差をゆるやかな曲線にし、伸びやかでモダンな雰囲気にデザインしました。
閉鎖的だったキッチンは、ダイニングと一体的なオープンタイプに変更。また、kitchenhouseでキッチンをオーダーし、キッチン家電は壁面収納に収めました。大胆なリフォームで、生活感を抑えたモダンな豪邸に仕上がりました。
豪邸リフォーム事例 3〈ホテルライクな別荘〉
「都心の自宅とは違った、ゴージャスかつ遊び心のある空間」を目指して別荘を豪邸リフォームしました。
LDKのアイポイントとなるのが、壁に貼った大谷石。大判で厚みのある希少な石材は存在感たっぷりで、豪邸にふさわしい気品にあふれています。窓の外に広がる緑とも美しくマッチし、特別な心地よさが生まれました。
リビングの奥に見えるのは、ダイニングキッチン。あえて壁で仕切らず、ゆるやかにつなげたことで、奥行きと広がりのある空間に仕上がっています。
豪邸リフォーム事例 4〈自然素材に包まれる〉
RC造の建物も、豪邸リフォームでよりゴージャスに生まれ変わります。
大きな吹き抜けとテラスのあるLDKの開放感を活かすため、階段室の壁を撤去して、スケルトン階段に。テラスまで見通せる視界の抜けは、より空間を広く感じさせます。
また、自然のマテリアルをふんだんに使用したのも、豪邸らしい特徴。床は木目の美しいアッシュ、壁と天井は珪藻土を選定。キッチンにはライムストーンを貼り、柔らかなアクセントとしました。
他にも、玄関にギャラリー、地下にシアタールームを設けるなど、ゆとりある豪邸の暮らしが叶う楽しい住まいです。
豪邸リフォーム事例 5〈グリーンに冴える白い外観〉
戸建ては、外部空間にも手を加えられる点が魅力です。この事例では、外観や庭も大きく豪邸リフォームしました。
まず、モダニズムを感じさせるシャープな外観を強調するよう、外壁を白で塗装。螺旋階段や手すりは黒で塗装し、引き締めています。室内と庭にゆるやかなつながりを持たせた、床の仕上げもポイントです。室内側にはダーク系のタイルを貼り、庭の傾斜に合わせて白いタイルへと切り替えました。
さらに、ライトアップも楽しめる間接照明も入れ、夜の景色も楽しめるように。
豪邸リフォーム事例 6〈クールモダンなRCビル〉
港区にある事務所兼住宅のビルを、日本とアメリカを行き来するご夫婦の帰国時の住まいとして豪邸リフォーム。イメージは「クールモダンな豪邸」です。
ゲストをたくさん招いたパーティーができるよう、ゆったりとしたLDKを新設。間接照明を仕込んだバーカウンターの天板は黒御影石、側面はウォールナットに。重厚感のあるオーセンティックな雰囲気です。
リビングダイニングの床はトラバーチン、天井にはウォールナットのルーバーと、上質な素材を惜しみなく組み合わせました。
豪邸リフォーム事例 7〈南仏リゾートのくつろぎ〉
趣味の旅行で訪れた南仏や地中海の雰囲気をイメージし、RC住宅を豪邸リフォームしました。
リゾート地のくつろぎを随所に取り入れるべく、大胆に間取りを変更。中でも、和室だったスペースに大きなバスルームを設けたことがポイント。
ガラスの間仕切りで、パウダールームと浴室に一体感を持たせてホテルライクに。JAXSONやGROHEなど、そろえたアイテムも一流です。床とカウンターは大理石、壁のタイルも色を統一しました。
全てにおいて上質で、ゆったりとくつろげる豪邸が完成しました。
豪邸リフォーム事例 −マンション編−
次にマンションの豪邸リフォーム事例を見ていきましょう。
豪邸リフォーム事例 8〈ご自宅に料理サロンを〉
自宅で料理サロンを開くため、広さのあるメゾネットマンションを豪邸リフォームしました。
隣接した部屋や廊下を取り込み、料理サロンは約33帖の伸びやかな広さに。インテリアは、上品なグレージュカラーで統一。ダイニングの手前には大きなソファを置いたリビングスペースも設け、豪邸でレッスンを楽しむ非日常感が味わえます。
クラシカルなデザインのアイランドキッチンは、kitchenhouseでオーダー。レジをビルトインしたカップボードも同様にデザインし、機能性とデザイン性を追求しています。
豪邸リフォーム事例 9〈ナチュラルモダンなタワーマンション〉
築13年のタワーマンションを、ご夫婦2人の暮らしに合わせて豪邸リフォームした事例です。
3LDKから2LDKに変更して、LDKを大空間に。インテリアは、ヘリンボーンの床やモールディングの壁面で、クラシカルモダンに。ご愛用のCassinaのソファやBaccaratのシャンデリアが見事に調和しています。
キッチンはKitchenhouse。Mieleの調理家電をビルトインし、生活感を感じさせない空間に。繊細なデザインで、高級家具やハイスペックな設備がなじむ豪邸マンションに生まれ変わりました。
豪邸リフォーム事例 10〈ラグジュアリーな賃貸マンション〉
マンションの4階と5階を、2戸の賃貸マンションへと豪邸リフォームした事例です。
こちらは、床面積200㎡のゆったりとしたファミリー住戸。2面から光が差し込む場所にLDKをレイアウトし、キッチンもオープンに変更した結果、明るく開放感あるLDKに生まれ変わりました。
キッチンは、豪邸マンションにふさわしくCUCINAでオーダー。Mieleの食洗機とオーブンをビルトインしています。ゆとりを感じる長いカウンター下には、間接照明を設けて浮遊感を演出。細やかなデザインが魅力の、豪邸マンションです。
豪邸リフォーム事例 11〈広く開放感のあるLDKに〉
この事例では、将来の売却にも有利な「上質な空間」となるよう豪邸リフォームしました。
間仕切りを減らしてキッチンを移動し、LDKを44帖もの広々とした空間に。生活動線がスムーズになり、タワーマンションらしい眺望も楽しめます。テレビボードを兼ねた石壁は、間仕切りとしても機能。大空間をさりげなくゾーニングし、くつろげる雰囲気に。伸びやかさと落ち着きを両立させた豪邸マンションとなっています。
豪邸リフォーム事例 12〈5mの吹き抜けで家族をつなぐ〉
高さ5mもの吹き抜けを持つメゾネットマンションを、豪邸リフォームした事例です。
吹き抜けに面した2階の壁を撤去し、子供たちのスタディルームを設けて、上下階のつながりを感じられる間取りに。アート作品のようなFLOSのペンダントライトが、美しいアクセントです。
床はナラの挽板、壁はライトグレーのタイルを貼り、あたたかくも上質なイメージに。kitchenhouseでオーダーしたキッチンは、あえて重めの色を選び、空間を引き締めています。スタイリッシュで落ち着きのある、豪邸マンションに仕上がりました。
豪邸リフォーム事例 13〈リュクスなタワーマンション〉
タワーマンションらしい絶景が印象的。「豪邸マンション」と呼ぶのにふさわしい空間が、豪邸リフォームによって実現しました。
隣接する部屋を取り込んで、窓が連続する大空間のリビングに。キッチンやダイニングも窓際に移動し、どこにいても都心の景色を楽しめます。
柱には割肌の天然石を使用。石の凹凸や自然な風合いが、重厚でゴージャスな雰囲気をもたらします。天井と床にはオークを。木のぬくもりが、リラクシングな印象です。
ラグジュアリーな空間ながら、くつろげる都心の豪邸が誕生しました。
豪邸リフォーム事例 14〈洗練された自然のマテリアル〉
最後に紹介する事例は、自然素材をたっぷり使いつつも、洗練された印象に豪邸リフォームしています。
床は栗の挽板、壁は珪藻土、玄関にはナラのリブパネル、と質感の異なる自然素材をたっぷり使用。素朴になりがちな材料でも、スタイリッシュで都会的に感じられるのは、シャープなラインを意識したことがポイントです。あたたかでモダンな豪邸マンションが誕生しました。
豪邸にリフォームする際の3つのポイント(マンション・戸建て)
豪邸リフォーム・豪邸リノベーションする際に、知っておきたいポイントを3つご紹介します。
上質な素材感
インテリアに使われる素材のグレードは、空間の質を大きく左右します。豪邸にふさわしい上質な空間にするためには、素材も上質なものを選ぶことがポイントです。
例えば、床フローリングには、オークやチークなど上質な無垢材を。タイルなら、ヨーロッパ産の石材タイルなどを選びます。質感の異なる複数の素材を合わせるテクニックも、より空間の質を高めてくれるでしょう。
ハイスペックな設備
ラグジュアリーな豪邸にふさわしい設備は、デザイン性と機能性が優れているハイスペックな設備です。特に、キッチンや浴室、トイレなどの水回りには、高級ブランドを取り入れたいですね。例えば、Mieleの食洗機やGAGGENAUのクックトップなど、海外製の設備もよく選ばれています。
ゆとりある空間構成
豪邸と呼ぶからには、やはり広々としたゆとりある空間構成にしたいものです。リビングやキッチンはもちろん、玄関や水回りなどもゆったりとした贅沢な使い方は、豪邸らしさのひとつと呼べるでしょう。
〈まとめ〉心地よい豪邸にリフォーム。豪邸探しもCRAFTにお任せ
マンション・戸建ての豪邸リフォーム事例と、ポイントをご紹介しました。
この記事でご紹介した通り、〈CRAFT〉では、さまざまな豪邸リフォームを手がけています。戸建てでもマンションでも、上質な空間へのリフォームに興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせをください。豪邸の仲介〜リノベーションもワンストップで行っています。
<著者>CRAFT 編集部
一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。