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今年も「2024年で最も読まれた人気リノベーション事例BEST5」を発表します。今年は「高級感のある」「ホテルライクな」リノベ事例に注目が集まりました。ランクインした5つの事例を詳しく紹介します。
*CRAFTが配信するメールマガジンのクリック率をもとに集計しています。
1位 ホテルライクなベッドルーム
CRAFTのワンストップサービスを利用し、都内の築36年のマンションを購入したIさん。「プライベートスペースはホテルライクにしたい」というリクエストに応え、ゆとりある空間に洗面・浴室とベッドルームをご提案しました。
ガラスの奥まで視線が通り、より広々としたイメージに。裸足で過ごすことの多い寝室は、カーペットをセレクト。ヴィヴィッドなブルーが、朝の目覚めをよりさわやかにしてくれそうです。
LDKはシンプルにまとめ、アートや家具が際立つギャラリーのように。キッチンの側面に、曲線に貼ったタイルがさりげないアクセントとなっています。
〈成功ポイント〉
CRAFTのワンストップサービスで、物件探しからリノベまでご依頼いただいたこと。内見には設計担当も同行し、物件ごとに「可能なリノベプラン」や「大まかな費用感」をお伝えしました。事前に「バスルームに続く寝室」など可能なリノベプランもご提案したことで、リノベーション後をイメージしながら安心して購入検討ができたそうです。
2位 グレイッシュトーンの上質な空間
築14年のマンションを購入したKさんご夫婦。バスルームやトイレなどの水まわりを一か所にまとめ、廊下を取り込むことで、ゆったりとしたリビングに一新しました。
床は栗の挽板フローリング、壁はグレーの珪藻土を採用し、シンプルでリラクシングな空間に。CassinaやMinottiの家具が上品に溶け込んでいます。
LDKの一角には、小上がりを設けました。読書をしたり、ヨガをしたりと、趣味を楽しむスペースに。
小上がりスペース〜奥の玄関ホールの床にはタイルを貼り、広々とした空間を緩やかにゾーニングしたこともポイントです。
〈成功ポイント〉
CRAFTのデザイナーに、趣味や好きなショップ、お持ちのアイテムなどをしっかり共有できたこと。たとえば、ご夫婦で集めた本やCDを収納できるようオープンの本棚やライブラリースペースを設置。お持ちのアートや家具もレイアウトしやすいようにプランニングしました。また、床の一部には、お気に入りのショップをイメージしたフローリングを使用しています。
3位 水平線を望む ボーダレスな別荘
Hさんご夫婦が購入したのは、神奈川県某所の海沿いの築16年の別荘。このロケーションを活かせるようにプランニングしました。
リビングの床には栗、天井にはヨーロピアンオークのフローリングを張り、壁は珪藻土でナチュラルな空間に。経年変化も楽しめる自然素材が、窓の外の景色とリンクします。
敷地内にはサウナエリアとアウトドアリビングを新設。海外製のバレルサウナと、JAXSONの水風呂・ジャグジーも備えて開放的にととのえるように。
あえて段差を設け、海の景色を見下ろせるように工夫したこともポイントです。
〈成功ポイント〉
「長期休暇を家族とたのしみたい」と、目的が明確だったこと。焚き火のあるアウトドアリビング、バレルサウナの他、室内には映画鑑賞用のプロジェクターやカラオケも設置。季節を問わず、大人も子供も年中快適に過ごせる別荘となっています。
4位 料理サロンと日常をたのしむ家
ご自宅で料理サロンを開催しているYさんは、築20年のメゾネットマンションを購入。2階は料理教室のサロンを中心としたパブリックスペース、1階は個室とファミリーリビングのあるプライベートスペースにリノベーションしました。
パブリックスペースの床は、上品なカーペット。ソファ背面には柔らかな模様のセラミックタイルを貼り、ご希望の「グレージュなクラシックモダン」を叶えています。
洋室と廊下の一部を取り込んで、約33帖のサロンスペースを確保。独立していたキッチンはオープンにして大きく移動し、明るい雰囲気に。框のデザインがクラシカルなキッチンは、kitchenhouseでオーダーしました。
〈成功ポイント〉
2フロアに分かれたメゾネットマンションの特性を活かし、「暮らす」と「働く」をきれいにゾーニングできたこと。階段室にはFIXガラスを入れ、キッチンでのレッスン中も、帰宅したお子さまの様子がわかるようにしています。
5位 木と石が響き合う 静謐な空間
お子さまご一家と同居するために、築22年の中古戸建てを購入したKさん。それぞれ仕切られていたリビング・ダイニング・キッチンをひとつにつなげ、30帖を超える大空間に。美しい庭と自然光を感じられるLDKとなりました。
床とテレビカウンターはオークで製作。正面の壁には存在感のある「白河石」を採用し、自然素材が心地よく入り混じるナチュラルモダンな空間に。
地下室の吹き抜けスペースは、ゲストを迎えるラウンジとしました。壁には割り肌の石を積み上げ、インパクトを与えています。吹き抜けと新設したテラスのおかげで、とても明るい空間となりました。
〈成功ポイント〉
広い邸宅ながらも、回遊性を持たせて暮らしやすくしたこと。たとえば1階は廊下〜リビング・ダイニング〜キッチン〜バスルーム、2階は寝室〜WIC〜洗面室という生活動線により、暮らしをスムーズに。デザイン性だけではなく、「住みやすさ」にどこまでもこだわっています。
〈まとめ〉注目はホテルライクな高級感!
今年は、昨年に続いて高級感のあるリノベーションに注目が集まりました。とくに人気だったのは、「ホテルライク」な空間。リビングも寝室もゆったりとスペースをとり、木や石、珪藻土など上質な自然素材を使って、リラックスできる雰囲気に仕上げた事例が目立ちました。
また、中古物件を買ってリノベーションする際に、採光や眺望にこだわって物件を探す方も多かったように感じます。リノベーションでは、そのロケーションを最大限に活かせるようにプランニングしました。
CRAFTではリノベーションのみはもちろん、物件探しからもワンストップでサポートしています。「希望通りにリノベできる物件がほしい」「まだリノベされていない物件を買いたい」という方も、ぜひお声がけください。
2025年も、皆さまにご満足いただけるリノベーションをご提案させていただきます。
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2023年に最も見られた、リノベーション事例 BEST5!
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<著者>中野 瀬里乃
CRAFTのインハウスエディター兼ライター。大学卒業後、出版社を経て2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。