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1日の終わりや友人が訪れたとき、バーカウンターで静かなひとときを過ごす。それは、とても贅沢な日常です。
ただし、気をつけたいのは「バーカウンター単体」ではなく、「空間全体のコーディネート」が心地よさを左右するということ。リビングやダイニングとのつながりまで考えることで、居心地のよい空間になります。
この記事では、上質なバーカウンターのある住まいのつくり方をご紹介します。
バーカウンターのある住まいが人気の理由
バーカウンターに惹かれる方の多くが本当に求めているのは、そこに流れる上質な時間です。理由をひも解くと、3つの魅力が見えてきます。
自宅でホテルラウンジのような時間を楽しめる
仕事を終えた夜、光を絞ったカウンターに腰掛け、グラスを傾ける。そこにあるのは、一日の輪郭がゆっくりとほどけていくような感覚です。
静けさに包まれるホテルラウンジのような非日常感を自宅で味わえることが、バーカウンターの最大の魅力といえます。
夫婦やゲストとの時間が豊かになる
バーカウンターは、もてなしの空間としても真価を発揮します。夫婦でゆっくり語らう夜はもちろん、親しい友人を招いたホームパーティーでも、特別な一角があることで会話の質も変わるはず。
ダイニングでもリビングでもない、もうひとつの居場所が、住まいに余白と奥行きをもたらします。
インテリア性が高まる
美しく並んだボトルとグラスは、それ自体が上質なインテリア。間接照明がボトルのシルエットとグラスの重なりに陰影を落とし、シックな佇まいを纏います。
素材感やライティングにこだわるほど、住まい全体の洗練度を底上げできます。
バーカウンターリフォームのレイアウト例
キッチン一体型
キッチンの一部をカウンターとして計画するタイプです。配膳や片付けの動線上にバーカウンターがあるため使い勝手がよく、LDK全体との一体感も生まれます。独立した一室を確保しにくい間取りでも取り入れやすいレイアウトです。
独立したホームバー
リビングやラウンジなどの一角に、独立したバーカウンターを設けるタイプ。キッチンとは別のため、ゲストにも生活感を感じさせにくく、ワインセラーや飾り棚とも相性のよいレイアウトです。
センスの良いバーカウンターに仕上げるコツ
CRAFTではバーカウンターを計画する際、バー単体ではなく、「生活空間との調和」を意識して計画しています。
住まいを設計するにあたって、「生活感を消す」のではなく「生活感を整える」ことを大切にしています。住まいは毎日使う場所なので、ホテルのように何も置かない空間をつくることは現実的ではありません。だからこそ、日常使うものが自然と片付く収納計画や、リビングから見たときの視線のコントロール、素材や照明による統一感など、暮らしやすさと美しさを両立させる設計を心掛けています。
CRAFTチーフデザイナー 笹谷
「生活感を隠すのではなく、整える」。この視点から生まれるリフォームの工夫を、CRAFTの事例とともに見ていきましょう。
端正なシルエット
装飾を抑え直線的なラインで構成することが、ホテルライクなインテリアの第一歩。カウンターの天板を一枚の石で通し、廊下まで伸ばすことで視線を導き、伸びやかさを演出しています。
直線を意識した端正なシルエットは、おしゃれな佇まいと同時に日々の掃除のしやすさにもつながる、機能美のデザインです。
上質な素材感
ウォールナットと特殊塗装を組み合わせた、和モダンのバーカウンター。上部の壁に塗装を施し、間接照明でその陰影と質感を際立たせています。
背面のグラス収納は鏡とガラスで囲み、ショーケースのように。上質な素材の積み重ねが、経年の美しさへとつながっていきます。
陰影を生む間接照明
バーカウンターの表情を決定づけるのは、照明計画だといっても過言ではないでしょう。カウンターの下部に間接照明を設けて、浮遊するような印象に。
上部の収納にはブラックガラスを用い、扉の奥からやわらかな光がにじむようにしました。光が生み出す陰影が、非日常的な落ち着きを演出しています。
ボトルやグラスを美しく見せる収納計画
入念な収納計画も、機能的な仕上がりを左右するポイント。ワインセラーは壁面収納や冷蔵庫と面を揃えてビルトインし、すっきりと美しく納まるようにしました。
グラスやボトルをどこにしまうかを具体的に計画することで、いつも片付けやすいバーカウンターを実現できます。
バーカウンターリフォームの成功ポイント
設置スペースと動線を確保する
バーカウンターの設計は、椅子を引くスペースや人が通り抜ける動線まで含めて計画することが大切です。
特にキッチン一体型の場合は、配膳や洗い物の家事動線と重なりやすいため、双方が干渉しないレイアウトを意識する必要があります。
高さ・奥行きを用途に合わせて決める
バーカウンターの使い方によって、心地よい高さや奥行きは変わってきます。スタンディングで一杯楽しむのか、座って食事も取るのか。
どのような時間を過ごしたいのかを具体的にイメージして計画することが、使い勝手のよいバーカウンターへの近道になります。
コンセントや設備を事前に計画する
ワインセラーや製氷機、コーヒーメーカーなどを設置する場合は、コンセントの位置もしっかり考えましょう。
使いたい設備をリストアップし、電気容量まで含めて設計に落とし込むことで、見た目も機能も妥協のないバーカウンターに仕上がります。
素材はデザインだけでなくメンテナンス性も考慮する
天然石や無垢材は高級感が魅力ですが、素材によっては傷や水染みがつきやすいという一面も。見た目と扱いやすさのバランスを見極めることで、経年の美しさを楽しみながら長く使うことができます。
毎日グラスを置く場所なのか、来客時に使う場所なのか、使い方に合わせて素材を選びましょう。
バーカウンターリフォームの費用相場
バーカウンターのリフォーム費用は、選ぶ素材や広さによって大きく変動します。下表は、費用感の目安です。
| 内容 | 費用目安 |
| カウンターだけ造作する | 50万円〜 |
| 収納・間接照明まで含める | 100万円〜 |
| ひと部屋まるごとバーラウンジにする | 500万円〜 |
CRAFTはフルリフォームを専門とする会社のため、バーカウンターの造作のみの対応は行なっておりません。フルリフォームの一環としてご提案しています。
カウンターだけ造作する場合(50万円〜)
シンプルにバーカウンターだけを造作するプランです。工事内容はカウンター本体と、それに伴うコンセント・電気工事が中心となります。まずは手軽に始めてみたい方や、予算を抑えたい方に向いています。
壁面収納や間接照明まで含める場合(100万円〜)
バーカウンターの造作に加え、ボトルやグラスを飾る壁面収納、グラスホルダー、間接照明、コンセント・電気工事までトータルに計画するプランです。魅せる空間をつくり、夜の時間をより印象的に演出することができます。
バーラウンジ空間を新設する場合(500万円~)
独立した部屋をバーラウンジとして計画する場合は、空間全体をデザインするリフォームになります。
バーカウンターの造作や壁面収納、ワインセラーに加え、床・壁・天井の仕上げ、間接照明により、部屋そのものをホテルラウンジのような空間へとつくり替えます。ゲストを本格的にもてなしたい方や、非日常の一室を持ちたい方向けのプランです。
ホテルライクな空間を、青山ショールームで体感しよう
ご自宅にバーカウンターを設けるなら、空間全体の調和を意識することが心地よさのポイントとなります。
プランニングの前にご見学いただきたいのが、208㎡の空間をフルリフォームしたクラフトの青山ショールーム。無垢一枚板のバーカウンターはもちろん、ダイニングとのつながり、間接照明がつくる陰影など、上質な住まいづくりのすべてを肌で確かめていただけます。
図面や写真だけでは想像しきれない、静けさに満ちた空間の心地よさを、ぜひご自身の目で確かめてください。







