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リノベーションとは?リフォームとの違い、メリット・デメリットをわかりやすく

リノベーションとは?リフォームとの違い、メリット・デメリットをわかりやすく
人気リノベーション事例 BEST5! 2022年

近年、中古住宅のリノベーションの人気が高まってきていますが、「リフォーム」とはどのような違いがあるのでしょうか?「リノベーションとは」という点に触れながら、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説します。

(作成日2023.3.2 更新日2025.3.6)

フルリフォーム・リノベーション事例

リノベーションとは?

リノベーションとは、既存の建物を大きく改修し、物件としての価値や性能を高める工事のことを指します。

例えば、今住んでいる住宅や新しく購入した中古住宅のデザインをガラッと変えたり、家族構成やライフスタイルに合わせて間取りを大きく変更するなどの工事がリノベーションにあたります。

「リノベーション」と「リフォーム」の違い

リフォームとは、築年数が経過して老朽化した建物を新築の状態に戻すために行われる工事のことを指します。英語では「reform」と書き、日本語に訳すと「改善」や「改良」という意味になります。

一方、英語で「renovation」と書き、日本語で「修復」や「刷新」などの意味を持つのがリノベーションです。単純に建物を改善・改良して新築の状態に戻すのではなく、物件としての価値や性能を高めるための大規模な改修工事がリノベーションにあたります。

リノベーションは、キッチンやトイレ、浴室など部分的な工事ではなく、フルリフォームやスケルトンリフォームなど大規模なリフォームになることがほとんどです。

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リノベーションと混同されやすいその他の言葉

コンバージョン賃貸物件として使用していた建物を賃貸オフィスに変更するなど、建物の用途を変更する工事を指す言葉。
イノベーション技術革新に対して用いられる言葉。
耐震性能や断熱性能など、ハウスメーカーなどが住宅の性能に関する革新的な技術を生み出したときに用いられる。
リニューアル建物全体を一新する工事を指す言葉。
リノベーションと似てはいるが、一般的な住宅よりも、スーパーなど店舗の工事に対して用いられることが多い。

※「リノベーション」と「リフォーム」は上記のように使い分けられている場合がありますが、CRAFTではどちらも同じ内容のサービスを提供しています。

リノベーションのメリットは?

リノベーションには、リフォームにはないさまざまな魅力やメリットがあります。

設計の自由度が高く、理想の間取りやおしゃれな空間を実現できる

住宅を全体的に改修するリノベーションは、設計の自由度が高いので、理想の住まいを実現するのに最適です。例えば、築年数の古い住宅のデザインを大きく変更しておしゃれな住まいにすることもできます。

また、家族構成やライフスタイルに合わせて間取りを変更して、家族全員が快適に過ごせる住まいを実現することも可能です。

●CRAFTのマンションリノベーション事例●
事例1.ホテルライクに過ごす、シンプルモダンな住まい

事例2.ドラマティックな抜け感のあるタワーマンション

●CRAFTの戸建てリノベーション事例●
事例1.大きな窓がもたらす、自然とのシームレスなつながり

事例2.オフの時間を贅沢に彩る、コンサバトリのある住まい

これらの事例のように、住宅のリノベーションではさまざまな要望を形にできます。

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断熱・耐震など、住まいにおける悩みや不安を解決できる

リノベーションは、「家の中が寒い」「建物が古くて耐震性に不安がある」などの住まいに関する悩みを解決するのにも最適です。

断熱材の充填、高性能サッシやペアガラスへの交換により、より快適に過ごせるようになります。また補強工事を行えば、今後も長く安心して住み続けることができるように。リノベーションはお住まいの不安を解消するチャンスです。

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【中古を購入する場合】好立地な物件を選べたり、資産価値の目減りが少ない

中古住宅の購入+リノベーションでは、売りに出されている中古物件すべてが購入の対象になるため、選択肢が広がり、理想の住宅を見つけやすくなります。

さらに、リノベーションが前提なので、間取りや内装のデザインにこだわる必要がありません。つまりこれまで「間取りが合わない」と避けてきた物件も対象に。

また、築20年以上の住宅はすでに住宅としての価値が下がった状態であるため、購入後に資産価値が大きく下がらない点も大きなメリットです。

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リノベーションにデメリットはある?

魅力的なメリットが多いリノベーションですが、リノベーションならではのデメリットもあります。

工事期間が長めにかかる

リノベーションは、既存の建物を大きく改修する工事であるため工事期間も長めです。

リフォーム会社に相談してから工事が完了し、住めるようになるまでの期間は以下のとおりです。

  • ・マンション:設計期間2ヶ月~ / 工事期間3~4ヶ月
  • ・戸建て:設計期間3ヶ月~ / 工事期間4~6ヶ月

実際の工期はリノベーションの内容によって異なりますが、工事が始まってから完了するまでに3〜6ヶ月はかかると見ておくべきです。既存の住宅をリノベーションする場合、工事の期間中は住み続けることができないので、仮の住まいを用意しておく必要もあります。

住宅をリノベーションする際は、完了するまでに時間がかかることを想定して、なるべく早めにリフォーム会社に相談するようにしましょう。

工事費用が高くなりやすい

リノベーションは住宅を全体的に改修する工事であるため、費用が高くなりやすい傾向があります。中古マンションや中古の戸建てをこだわってフルリノベーションする際の費用相場は以下のとおりです。

<マンション>
上級グレード:35万円/㎡~
※ほぼオーダーメイド

<戸建て>
高品質グレード:
木造 30万円/㎡~
RC造・鉄骨造 35万円/㎡~

70㎡ほどの中古マンションをフルリノベーションするとなると2,400万円ほどかかりますし、100㎡の中古の戸建てをフルリノベーションする際は3,000〜3,500万円ほどかかります。

ただし、上記はあくまでも目安であり、実際の金額はご希望のグレードやリフォーム内容によって異なります。CRAFTではショールーム・モデルルーム相談会にて詳しい費用をお伝えしているので、ぜひご相談ください。

物件によっては間取り変更に制限がある

住宅のリノベーションでは、物件の構造によって間取りの変更に制限が生じることがあります。

在来工法の木造住宅や重量鉄骨造の住宅はリノベーションの自由度が高めですが、2×4工法の木造住宅や軽量鉄骨の住宅は間取り変更の自由度は低めです。また、建物を壁で支えるラーメン構造のマンションには移動できない壁があるため、やはり間取り変更の自由度が下がります。

マンションは、管理規約によってリノベーションの内容が制限されることも。

制限のある物件を理想の住宅にリノベーションするには、知識やノウハウが豊富で、提案力の高いリフォーム会社に相談するのが一番です。リノベーション経験豊富なCRAFTなら、制約を守りつつ、ご希望の間取りを叶えられるプランをご提案します。

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「リノベーション」と「部分リフォーム」では、何がどれくらい違う?

住宅のリノベーションと部分リフォームの主な違いとしては、「工事の規模」と「住宅の性能」の2点があげられます。

工事の規模の違い

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リノベーションと部分リフォームでは、工事の規模感に大きな違いがあります。

例えば、「部分リフォーム」が壁紙の張り替えや便器の交換など小規模な工事であるのに対し、「リノベーション」は、間取りの変更や配管移動など大規模な工事になりがちです。

建物を構造躯体だけの状態にして大きく作り変える大規模な工事は、

  • ・リノベーション
  • ・フルリノベーション
  • ・フルリフォーム
  • ・スケルトンリフォーム

となり、こちらも大掛かりな工事になります。

工事の規模が大きくなるため、費用についてもリノベーションの方が高くなります。

住宅の性能の違い

部分リフォームは、住宅の劣化した箇所を元の状態に戻す目的で行われる工事なので、性能が劇的に高まるわけではありません。

一方、リノベーションでは、間取りの変更に加え、断熱工事や耐震工事など住宅性能を向上させる工事も行えるため、工事が完了した後の住宅の性能にも違いが生じます。

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「リノベーション」と「部分リフォーム」のメリット・デメリットを比較!

リノベーションと部分リフォームのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
リノベーション住宅を一新できる
間取りの変更にも対応できる
断熱工事や耐震工事も行える
工事期間が長めにかかる
工事費用が高くなりやすい
物件によっては間取り変更に制限がある
部分リフォーム工事期間が短い
工事費用が安い
住宅を一新することはできない
住宅の性能を向上するのには向いていない

住宅を一新できるリノベーションは、住宅のデザインや間取りを大きく変更したいときや、断熱工事や耐震工事などによって住宅の性能を向上させたいケースに適しています。住宅を大胆に変えられるので、これから中古の物件を購入して理想の住まいに作り変えたいと考えている方にもおすすめです。

一方、部分リフォームは、特定の箇所を修繕したり設備を交換したりするようなケースに適しています。老朽化が進んでいる箇所や不具合のある設備をなるべく費用を抑えながら修繕したいというケースには、部分リフォームが向いていると言えるでしょう。

ただ、部分リフォームだと間取りやイメージを大きく変えることはできないため、

  • ・住宅全体を大胆に変えて理想の住まいを手に入れたい
  • ・家族構成やライフスタイルに合わせた間取りにしたい
  • ・住宅の性能を向上させて、より快適に過ごせる住まいを実現したい
  • ・住宅全体が劣化している・老朽化している

などのケースでは、部分リフォームよりもリノベーションの方がおすすめです。

<まとめ>住まいにこだわるならリノベーションがおすすめ

古くなった住まいをガラッと変えたいときやこれから中古住宅を購入して理想の住まいに作り変えたいときは、リノベーションが断然おすすめです。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて間取りを変更したいときにも、リフォームよりリノベーションの方が適しています。

CRAFTでは、建材の種類や質、住宅設備のグレードなど細部にまでこだわったワンランク上のリノベーションを提供しています。

既存の住宅のリノベーションはもちろん、物件探しからリノベーションまでトータルでサポートするワンストップリノベーションのサービスも提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

フルリフォーム専用ページはこちら リフォーム・リノベーション相談会
CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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