目次
中古マンションや既存の住まいを、一流ホテルや海外の邸宅のような高級感のあるテイストに生まれ変わらせる、ラグジュアリーリフォームが注目を集めています。
ラグジュアリーリフォームを成功させた12の事例を見ながら、ラグジュアリーリフォームを成功に導くポイントを紹介します。
ラグジュアリーなリフォーム12の事例
ラグジュアリーリフォームにも、さまざまなテイストがあります。マンションから戸建てまで、ラグジュアリーリフォームを実現した12の事例を見ながら、好みの雰囲気や取り入れたいアイデアを探してみましょう。
ラグジュアリーリフォーム1〈グレージュカラーの可憐な世界観〉
タワーマンションの間取りとインテリアを大胆に変更し、ラグジュアリーリフォームした事例です。
窓に面した個室を取り込み、大空間のLDKへ間取り変更。たくさんの窓から自然光が入る気持ちのいい空間になりました。
明るいグレージュで統一したインテリアには、ご愛用のCassinaのソファやBaccaratのシャンデリアがうまくなじんでいます。ヘリンボーン貼りの床、壁のあしらったモールディングなどの細やかなデザインが、邸内に華やかさを演出しています。
ラグジュアリーリフォーム2〈ミラノの邸宅のような優雅な住まい〉
中古マンションを、ミラノの邸宅のような優雅な住まいへラグジュアリーリフォームしました。ポイントは、本物にこだわった素材選びとモダンなデザインです。
リビングの床は、オークの無垢を採用。ヘリンボーン貼りにして、空間に奥行きを与えました。壁には、イタリアの大理石をセレクト。リビングとダイニングの切替えには、ミラーやリブ加工のタモをはさんで、モダンな印象にまとめました。
多様な素材を組合せつつ、グレイッシュカラーにまとめたことで統一感が生まれ、優雅な邸宅のような空間にラグジュアリーリフォームされました。
ラグジュアリーリフォーム3〈自然素材に囲まれた都会の豊かな空間〉
都内のタワーマンションを、自然素材に包まれた空間へとラグジュアリーリフォームしました。独立していたキッチンはオープンにして、LDKを拡大。オーナーの好みに合わせ、ナチュラルで温かみのある色合いの木を使いました。
壁面にはナラのリブパネルを貼りました。シャープなラインが、洗練された雰囲気を演出します。キッチン扉には、個性的な木目を選んでアクセントに。足元の間接照明も、空間の質を高めています。
別荘のようなリラクシングな日常を感じられる、ラグジュアリーリフォームです。
ラグジュアリーリフォーム4〈異素材が調和する心地よい空間〉
ご実家を引き継ぎ、二世帯住宅としてラグジュアリーリフォームした事例です。
構造設計をした上で不要な壁を撤去し、ひと続きの広々としたリビングに。新設したRの壁には、変形した間取りで非日常感を演出し、自然光を奥まで取り込む効果もあります。
空間の質を高めているのは、質感の異なる素材の選び方です。光をやわらかく反射するスタッコ仕上げの壁、クールな大判タイルを貼った床、レザーのソファや大理石のテーブル、吹きガラスのようなペンダントライト。多様な質感が調和し、心地よい空間が実現しました。
ラグジュアリーリフォーム5〈オープンなアイランドキッチンをオーダー〉
お子さまの独立を機に、ハウスメーカー住宅をラグジュアリーリフォームされた事例です。
ご夫婦でゆったりと暮らす生活に合わせ、リビングとダイニングキッチンをゆるやかにエリア分け。リビングはあえてダウンフロアとすることで、既存の段差を解消しています。
間仕切り壁を撤去した開放的なキッチンには、アイランドのシンクカウンターとL字型キッチンを設置。間取りにフィットした使いやすいキッチンは、kitchenhouseでオーダーしています。
ラグジュアリーリフォームで、住み心地を高めながらモダンな住まいを実現しました。
ラグジュアリーリフォーム6〈オーダーキッチンで料理サロンを実現〉
ラグジュアリーリフォームに欠かせない要素のひとつが、ハイスペックなキッチン設備。こちらの事例では、ご自宅で料理教室を開くため、オーダーキッチンを採用してラグジュアリーリフォームを実施しました。
キッチンの配置を変え、隣接する部屋を取り込んで、約33帖に広げたLDKをサロンスペースに。シーズンごとに使い分ける数多くの食器は、カップボードやパントリー、造作した窓際のカウンター収納ですっきりと整理します。
広々と伸びやかなスペースで、生徒さんが集まるサロンを実現しました。
ラグジュアリーリフォーム7〈石壁で大空間をゾーニング〉
こちらは、タワーマンションを将来の売却を見据えて、上質な空間になるようラグジュアリーリフォームした事例です。
既存の間取りのままでは、高層階からの眺めを十分に活かせていなかったことから、大胆な間取り変更を実施。玄関からリビングにかけて視線の抜ける、44帖のLDKが生まれました。
とはいえ、広すぎる空間は落ち着かず間延びしてしまうもの。そこで、適度に間仕切り壁を入れ、こもり感も演出。こちらのテレビ台は、大きな石壁を立ち上げ、ゆるやかにダイニングと仕切っています。
ラグジュアリーリフォーム8〈質感や陰影が際立つ自然素材〉
こちらは、中古マンションを購入後、ラグジュアリーリフォームした事例です。
もともとお持ちだった家具から、デザインのテイストを発想。モダンでラグジュアリーな空間に生まれ変わりました。
ポイントは、組み合わせた素材の質感や陰影を際立たせたこと。リビングの壁には割肌の石を貼り、玄関やキッチンの壁には、外壁材にも使われる左官材料のジョリパッドをセレクト。間接照明で、凹凸のある質感が際立ち、空間に奥行きが生まれました。
お気に入りの家具の存在感にも負けない、ラグジュアリーな空間です。
ラグジュアリーリフォーム9〈統一感のある素材でホテルライクに〉
お住まいのマンションを、ホテルライクな空間へとラグジュアリーリフォームしました。
床や壁には、重厚感のある大理石模様の大判タイルを使用。床や窓に近い壁には明るい白、テレビボードやキッチン周りにはダークなカラーをセレクト。異なるカラーリングでも、統一感のある素材で、洗練されたホテルライクな空間に仕上がりました。
さらに、間接照明やダウンライトを効果的に取り入れることで、表情豊かな空間にラグジュアリーリフォームしています。
ラグジュアリーリフォーム10〈重厚なテクスチャーがもたらすくつろぎ〉
地下1階、地上2階建てのビルを、1棟丸ごとラグジュアリーリフォームした事例です。
こちらは、2階のリビングダイニング。床には大理石のトラバーチン、天井にはウォールナットのルーバーなど重厚感のあるテクスチャーを組み合わせ、落ち着いたくつろぎを演出しています。
また、テレビはマジックミラーと液晶モニタを組み合わせたGLASLUCEを採用。テレビをオフにすると、ミラーに空間が映り込み、生活感のないホテルライクな空間になります。
ラグジュアリーリフォーム1 1〈表情豊かなエントランススペース〉
こちらは、玄関をゆとりあるスペースに、ラグジュアリーリフォームした事例です。ゲストを迎え入れる玄関を広く、上質な空間にデザインすると邸宅全体にゆとりある印象が生まれます。
既存の収納を無くし、軽やかなカウンター収納に変更。LDK入口ドアの両サイドはガラスにして、窓の外に広がる高層マンションらしい景色をチラリとのぞかせることで、期待感を高めています。
間接照明で天井から壁までまっすぐ続くラインを強調し、視線を奥へ誘導したライティングもポイントです。
ラグジュアリーリフォーム12〈ベッドルームも上質で心地よい空間に〉
こちらは、RC造の地下1階、地上2階建てのRC住宅を、ラグジュアリーリフォームした事例です。写真は、地下にあるベッドルーム。まるでハイクラスホテルの1室のような高級感あふれる雰囲気です。
もとは、書斎と倉庫でしたが、壁を取り払い、広々としたワンルームに変更。直天井を二重天井としてあえて低くしたことで、落ち着きが生まれています。また石タイルをはった壁面には間接照明を設置。室内を包み込むような温かい光が心地よい、ラグジュアリーリフォームです。
ラグジュアリーリフォームを成功させる5つのポイント
ここまで、上質感で心地よい住まいにラグジュアリーリフォームした事例をご紹介してきました。
こうした事例のように、ラグジュアリーリフォームを成功させるには、ポイントがあります。今回は、知っておきたいポイントを5つご紹介します。
上質な素材をセレクト
ラグジュアリーリフォームに欠かせないポイントは、素材選びです。できるだけ上質な本物の素材を揃えることが、成功への近道です。
本物の素材とは、無垢材や自然石、レザー、ファブリックなどの自然素材のこと。素材の模様をプリントした〇〇風の素材とは異なり、インテリアにぬくもりや重厚感をもたらす効果があります。
素材にこだわったラグジュアリーリフォームなら、空間の質を高めてくれるでしょう。
ハイグレードな設備
ラグジュアリーリフォームする住まいには、ハイグレードな設備を導入することもポイントです。
特に、キッチンをリビングダイニングと一体的に計画することが多いラグジュアリーリフォームでは、キッチン設備はインテリアの一部として考えます。そこで取り入れたいのが、優れたデザイン性と機能性を併せ持つ、ハイブランドのキッチン設備です。
おすすめするのは、
・amstyle
・CUCINA
・kitchenhouse
・Mieleのビルトインオーブン
・GAGGENAUのクックトップ
・LIEBHERRのワインセラー付冷凍冷蔵庫
といった有名ブランドの製品。壁と面材の種類を合わせる、ビルトインタイプの家電を導入するなど、生活感を抑えた高級感のあるデザインが可能になります。
ライティングの工夫
高級ホテルやレストランでは、間接照明など落ち着いた照明の効果で、リラックスした気持ちを感じることができます。ラグジュアリーリフォームでも、ライティングの工夫をうまく取り入れて、空間の質をより高めていきましょう。
ポイントは、全体を均一に照らすのではなく、必要なところだけを明るくすること。空間に陰影が生まれ、奥行きや立体感のあるリラクシングな雰囲気になります。
コストバランスはしっかりと考える
ラグジュアリーリフォームでは、上質な素材やハイグレードな設備がポイントとお伝えしましたが、コストバランスに注意することも大切です。予算をかけて希少性やグレードの高いものを取り入れたとしても、上質な空間にならないケースもあるからです。
こだわりたいことに優先順位をつけ、メリハリのあるラグジュアリーリフォームを進めましょう。そのためには、リフォーム会社と相談しながら、コストバランスのいいプランを検討することが重要です。
ラグジュアリーリフォームが得意な会社に依頼する
ラグジュアリーリフォームを成功させるために、最も大切なポイントは、ラグジュアリーリフォームに慣れた会社に依頼することです。さまざまなリフォーム会社が、住まいのリフォームやリノベーションを手がけていますが、CRAFTのようにラグジュアリーリフォームの実績豊富な会社は限られています。
ラグジュアリーな住まいを実現するには、素材選び、設備、間取りなど、ラグジュアリーリフォーム関する幅広い知見やノウハウが欠かせません。理想のイメージに近い実績を持つリフォーム会社を選び、依頼するかどうかを冷静に判断しましょう。
〈まとめ〉ラグジュアリーリフォームならCRAFTへ
心地よい暮らしを実現する、ラグジュアリーリフォームについてご紹介してきました。
大理石や無垢の木材、ハイグレードな設備を取り入れることも大切なポイントですが、それだけではラグジュアリーリフォームは成功しません。最も重要なことは、ライフスタイルや好み、コンセプトに合わせ、素材や設備、間取りをセンス良く組み合わせて、丁寧にプランニングすることです。
〈CRAFT〉では、マンションから戸建てまで幅広い物件のラグジュアリーリフォームを手がけています。ぜひ一緒に、本物のラグジュアリーリフォームを追求していきましょう。
CRAFTのモデルルームで「ラグジュアリーリフォーム」について相談する
▼ラグジュアリーリフォームをお考えの方におすすめの記事はこちら
<著者>CRAFT 編集部
一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。