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ご自宅のリフォーム時に、アクセントウォールを採用する方が増えています。シンプルな壁の一部にアクセントウォールを取り入れるだけで、インテリアの印象が見違えるほど変わります。
自分らしさを表現できるアクセントウォールの魅力を、施工事例を交えながらご紹介します。
アクセントウォールとは？
壁の一部分に異なる色や素材取り入れて、目を引くポイントとする壁のことを「アクセントウォール」といいます。アクセントウォールはクロス（壁紙）のほか、レンガやタイル、木や石、ペイントや塗り壁など、さまざまな色や素材を使って表現されます。
一般的に、室内の壁は白などのベーシックな1色でまとめられることが多く単調な印象に陥りがちです。しかし、アクセントウォールによって一部の壁の色を変えたり、壁面に多彩な素材を取り入れたりすることで、空間全体に立体感やメリハリが生まれこだわりのお部屋づくりを実現できます。
リフォームでアクセントウォールを設けた事例
アクセントウォールの効果を実感できる、さまざまな素材やカラーを使ったリフォーム事例をご紹介します。
1.キッチン背面に大胆な模様のタイルで高級感を演出
ダイナミックな模様のアクセントウォールを取り入れた、ゴージャスな雰囲気のキッチンです。お部屋全体に貼るにはインパクトが強すぎるデザインも、ワンポイントに取り入れることで適度に空間を引き締めておしゃれに見せることができます。天井や周囲の壁をプレーンな白色で統一したことによって、ラグジュアリーな印象が強調され高級感を際立てています。
2.フリースペースにブルーのアクセントウォールを
フリースペースに落ち着いたブルーの壁を採用した、個性的でおしゃれなインテリアです。くすみがかった穏やかな色合いのブルーはインテリアのほどよいアクセントになり、広い面に取り入れても違和感なく溶け込みます。寒色系のブルーは後退色のため、空間に奥行きや広がりといった視覚効果をもたらすのも嬉しいポイントです。
3.玄関からリビングの壁面を彩る大迫力の天然石
玄関からリビングにかけての壁面に、ダイナミックに積み上げた天然石をアクセントに採用したスタイリッシュな内装です。天然石ならではの重厚感と高級感が空間にインパクトを与え、唯一無二のインテリアを実現。不規則な凸凹の陰影が光の当たり具合によって大きく表情を変え、時間帯によって印象の変化を楽しめるのも魅力です。
4.天然木のタモが彩るくつろぎのリビング
本物のタモ材をアクセントウォールに使用した事例です。タモ材の圧倒的な木目力と存在感によって、空間を適度に引き締めつつ高級感漂う癒しのインテリアに仕上げました。天然木ならではのあたたかみやリラクシーな雰囲気は、イメージ作りだけではなく心を落ち着かせる効果も期待できます。
5.グラデーションの壁で奥行きを
深いグレーと鮮やかなオレンジのグラデーションが織りなす、ドラマティックな印象のアクセントウォールです。圧迫感が出やすいダークカラーをメインで使いつつも、オレンジとの絶妙なコントラストによって解放的な雰囲気に。グラデーションの曖昧な色の移り変わりによってスペースを緩やかに区切り、インテリアに奥行きと個性をもたらします。
6.サブウェイタイルが目を引くキッチン
トラディショナルな雰囲気を演出する黒目地に白のサブウェイタイルを、キッチンのアクセントウォールに採用しました。ツルツルした質感のサブウェイタイルは水回りと相性がよく、汚れてもサッと拭き取るだけで簡単にお手入れできます。光に照らされるとタイルの質感が際立ち、インダストリアルテイストをより一層引き立てています。
7.大谷石で上品なあたたかみを
ほどよい重厚感とあたたかみのある風合いが魅力の大谷石を、家族の視線が集中するテレビの背面に採用しました。天然石ならではの独特の存在感がありながら、その佇まいはあくまでも上品。ミソの出方や色合いなど一つひとつ表情が異なり、人工では表現できない高級感を堪能できます。
8.特殊塗装でスタイリッシュな壁に
鉄板のようなリアルな特殊塗装と、アンティークレンガのコーディネートが目を引くヴィンテージライクなリビングです。異なるデザインの壁面によって空間に遠近感が生まれ、屋内ながら外壁を見ているかのような遊び心をもたらします。自由な発想やコーディネートに寄り添えるのも、多彩な表情づくりが得意なアクセントウォールならではの醍醐味です。
9.味わい深いアンティークレンガ
アンティークレンガをアクセントウォールに採用した、圧巻のベッドルームです。経年変化を遂げたような無骨さや凸凹な質感をあえて強調し、味わい深く豊かな表情に仕上げています。コンクリート天井とのコントラストと、スポット的に配置された裸電球によってインダストリアルな雰囲気が高まり、ゆったりと休める極上の空間を作り出しています。
10.タイルの美しさが際立つナチュラルモダン
ナチュラルなウッドテイストを引き締めるように、シャープな印象のダークグレータイルを取り入れたLDKです。装飾効果が高いタイルによって周囲の壁と一線を画し、上質な雰囲気を作り出しています。白目地にダークグレータイルの組み合わせはモダンな雰囲気を強調し、飾り棚とライティングの演出と相まって上品なインテリアに仕上がっています。
〈まとめ〉アクセントウォールがあるだけで、リビングがモダンになる
アクセントウォールを選ぶ際は、「色」「素材」に注目しましょう。一部の壁の色を変えるだけでおしゃれな印象が格段に向上し、お部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
また、レンガやタイル、天然石や天然木など、一般的な壁紙とは異なる素材をアクセントウォールに採用するのもおすすめです。色と素材にこだわったアクセントウォールは非常に存在感があり、より自分らしいインテリアを実現できます。
CRAFTでは、インテリアテイストにマッチする多彩なアクセントウォールをご提案しています。ご要望に沿った細かいオーダープランで、理想をカタチにする住まいづくりをお手伝いいたします。ご自宅のフルリフォーム・リノベーションを検討しているなら、ぜひCRAFTにご相談ください。
＜著者＞CRAFT 編集部
一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。
