目次
高級住宅・豪邸の心地よさを生むのは、空間に役割を持たせることと、それらをつなぐ設計です。
この記事では、数々の高級住宅のフルリフォームを手がけてきたCRAFTの実例をもとに、高級住宅の間取りを叶えるポイントを解説します。
高級住宅(豪邸)の間取り図・設計事例
CRAFTのリフォームや建て替えによる5つの高級住宅から、動線の工夫を見てみましょう。
スキップフロアがゆるやかにつなぐ、暖炉のある邸宅
この間取りのポイント
・各階に分かれていた居室とLDKを2階に集約
・リビングとダイニング・キッチンの間の引き戸をなくし、空間を一体化
・既存の床の段差を活かし、くつろぎと食事の場をゆるやかにゾーニング
ご実家の鉄筋コンクリート住宅を、デザインリノベーションした事例です。リビングとダイニングの間の引き戸をなくし、既存のスキップフロアと、天井に入れたライン状の照明で居場所を分けています。
リビングの中心となるのは暖炉。アッシュのフローリング、ライトグレーの壁を、黒い暖炉が引き締め、モダンな印象となっています。
物件の広さ | ‐㎡ |
工事内容 | 築38年のRC造戸建てをフルリフォーム |
リフォーム費用 | 5,500万円 |
フロアごとに役割を分けた、湘南の海を望む別荘
この間取りのポイント
・1階のガレージから屋上まで、フロアごとに用途を分離分けている
・最も眺望のよい3階にLDKを置き、海側を全面窓に
・2階に寝室と水回りをまとめ、朝晩の身支度がワンフロアで完結するように
湘南の海と富士山を望む立地を最大限に活かした別荘です。約30坪の敷地を縦に使い、フロアごとに役割を明確に分けました。
眺めのよい3階にLDKを設け、海側を全面窓にしました。寝室と水回りは2階、ルーフバルコニーは4階、ジャグジーは屋上へ。場所を移るたびに、多彩な過ごし方が生まれます。
物件の広さ | 245㎡ |
工事内容 | 中古戸建てをRC造の別荘へ建て替え |
建て替え費用 | ‐万円 |
大空間のLDKでゲストを迎える、タワーマンション
この間取りのポイント
・使わない居室を取り込み、リビング・ダイニングを約30畳の大空間に
・窓際にアイランドキッチンとダイニングをレイアウト
・個室側の廊下を引き戸で仕切り、プライベート性に配慮
たくさんのゲストを迎えられるように、間取りを一新したタワーマンションの事例です。不要な居室を取り込んで生まれた約30畳のLDKには、幅3mのアイランドキッチンを据えました。ダイニングを眺望のよい窓際に設け、都心の景色に囲まれて食事と会話を楽しめます。
一方、個室へ続く廊下は引き戸で閉じられるため、ゲストを迎える日もプライバシーを守れます。
物件の広さ | 174㎡ |
工事内容 | 築18年のタワーマンションをフルリフォーム |
建て替え費用 | 7,480万円 |
庭の豊かな緑とつながる、静謐な二世帯住宅
この間取りのポイント
・壁を取り払い、庭の景色が見渡せる30畳超のLDKに
・ラウンジの吹き抜けとテラスが、1階の光を地下へ届ける
・寝室・WIC・洗面室を回遊できる
中古住宅を二世帯住宅にフルリフォームした事例です。1階のLDKは壁を取り払い30畳を超える大空間に。どこにいても庭の緑が目に入るようにしました。
地下には新設したテラスを囲むように、ラウンジと寝室をレイアウト。ラウンジの吹き抜けから、自然光が届きます。寝室・WIC・洗面室を回遊できる間取りにすることで、住み心地を高めています。
物件の広さ | 400㎡ |
工事内容 | 築22年の木造戸建てをフルリフォーム |
建て替え費用 | ‐万円 |
回遊動線がくつろぎへと導く、都心の別邸
この間取りのポイント
・102㎡を1LDKとした開放的な大空間
・玄関から水回り〜収納〜寝室〜LDKへ回遊できる
・LDKと寝室の間に引き戸を設け、プライベート性に配慮
海外に住むご夫婦が、日本に帰国した際に過ごす場所として購入したタワーマンションの事例です。102㎡の1LDKは、玄関から水回り〜クローゼット〜寝室を経てLDKへと続く回遊動線により、帰宅後すぐに着替えや入浴を済ませ、そのままダイニングテーブルへ着くことができます。
来客時のプライバシーを守れるよう、LDKと寝室を仕切る引き戸を設置。ふだんは開け放ち、窓いっぱいに広がる都心の眺めを楽しめます。
物件の広さ | 102㎡ |
工事内容 | 築12年のタワーマンションをフルリフォーム |
建て替え費用 | 4,500万円 |
部屋の種類別 豪邸のような間取り・上質空間の作り方
上質な住まいにするには、明確なコンセプトを持って、各部屋を計画することが大切です。ここでは部屋の種類ごとに、高級住宅ならではの間取りと内装の工夫を、CRAFTの実例とともに紹介します。
リビング・ダイニング:光と緑に包まれる、伸びやかなLDK
隣り合う空間や窓の向こうへ視線が抜けるように設計すると、室内に奥行きが生まれます。
こちらの事例では、独立していたキッチンをダイニング側へ移し、オープンなLDKに。料理をしながらリビング・ダイニング、その先の庭まで見渡せるようにしました。リビングとダイニングの間には、既存の曲線の壁に合わせたステップを設けています。
トップライトから光が注ぐ白いリビングと、木目を基調とした落ち着いたダイニング・キッチン。ひと続きの空間に異なる表情を持たせ、くつろぐ時間と食事の時間を心地よく切り替えられるようにしています。
玄関・エントランス:贅沢なゆとりのある玄関ホール
玄関は階段スペースと一体にし、贅沢なゆとりを確保しました。
外壁の一部をガラスにし、明るい玄関ホールに。らせん階段からも、心地よい自然光が伝ります。
床はタイル、天井は木で仕上げ、玄関収納はTime&Styleでオーダーメイド。豪邸にふさわしい、広々とした開放感と重厚感を感じさせる玄関です。
リフォーム費用:- 万円 / 築42年 / 303㎡
パウダールーム・バスルーム:ロックガーデンを感じるパウダールーム
306㎡という豪邸にふさわしい、広々としたパウダールームを新設しました。
バスルームとの間はガラスで間仕切り。大理石の床やタイルの壁がガラスの向こうまで連続する様子が、より伸びやかな印象をもたらしています。
正面の大きな窓の先にはロックガーデンが広がり、毎朝、さわやかなグリーンを感じながら身支度ができるように。
リフォーム費用:8,900万円 / 築31年 / 306㎡
キッチン:家具のように美しいキッチン
海辺のセカンドハウス。LDKの中心におしゃれなキッチンをレイアウトし、窓の外に広がる景色を眺めながら料理ができるようにリフォームました。
ゆとりあるスペースを確保し、ご夫婦でキッチンに立つことができるように。amstyleのオーダーキッチンは、ナラ材とマットなステンレスを組み合わせ、上質な家具のように仕上げています。
玄関ホールとの間の間仕切りをガラスとすることで、玄関に入った瞬間にサプライズが。週末に訪れるたびに、非日常感を味わえるキッチンです。
リフォーム費用:-万円 / 築4年 / 171㎡
寝室:静寂に包まれたベッドルーム
地下のある鉄筋コンクリート住宅は、静けさを保ちやすい地下にベッドルームをレイアウトしました。
床には足ざわりのよいカーペット、壁には大判タイルを貼り、間接照明を設置。ホテルライクなくつろぎを演出しています。
隣室のドレッシングルームは、あえて間仕切りをなくし、インテリアの一部として構成。寝室に訪れた瞬間に、リラックスした気分へと導いてくれるベッドルームです。
リフォーム費用:4,800万円 / 築16年 / 194㎡
ウォークインクローゼット:ブティックのようなウォークインクローゼット
ベッドルームの隣に、おしゃれなウォークインクローゼットを新設。
お持ちの服やバッグに合わせて棚の高さや幅を計画し、中央にはアクセサリーや時計を収納できるアイランドカウンターをレイアウト。ニットも広げてコーディネートを考えることもできます。
グレーと木を基調にしたシックなインテリアは、ハイブランドのショップのような雰囲気。毎日の装いを選ぶ時間が、ひとつの楽しみに変わります。
リフォーム費用:1億7,100万円 / 築17年 / 378㎡
サウナ:海の景色を切り取るバレルサウナ
屋外のウッドデッキには、バレルサウナを設置。サウナ内からは、美しくフレーミングされた景色を楽しめます。
手前にはJAXSONの水風呂とジャグジーをレイアウトし、サウナ〜水風呂〜外気浴のサイクルを繰り返えせるように計画。
水風呂からもオーシャンビューの眺望を見下ろせるよう、段差を設けたこともポイントです。
リフォーム費用:- 万円 / 築16年 / 250㎡
:シアタールーム:映像に浸る、地下のプライベートシアター
こちらの事例では、地下にシアタールームを配置しました。独立した一室にすることで、心ゆくまで映像の世界に浸れます。
引き戸に戸当たりを設けて隙間をなくし、外からの光を遮断。スクリーンとプロジェクターに加え、壁にはAV機器を収めるキャビネットを造作しました。照明を落とせば、モノトーンで整えた室内に映像が浮かび上がります。
ビルトインガレージ:愛車を美しく収める、ビルトインガレージ
湘南の海辺に建つこの別荘では、1階にビルトインガレージを設け、潮風による塩害から愛車を守れるようにしました。照明にこだわるなどして、駐車時も愛車が美しく見えるように。
ガレージ内には、海辺でBBQを楽しむ際に使うシンクを設置。玄関ポーチの前にはシャワーを、玄関ホール前には釣り道具の収納を設けました。道具を取り出し、海へ出かけ、帰宅後は屋外のシャワーへ。趣味の準備や片付けまで想定し、ガレージと玄関まわりに必要な機能をまとめています。
高級住宅の間取りを考えるポイント
高級住宅ならではの間取りは、次のポイントを意識すると考えやすくなります。
・リビングを住まいの中心として設計する
・来客動線とプライベート空間を分ける
・生活感を見せない収納の計画
・「余白」がホテルライクな上質感を生む
リビングを住まいの中心として設計する
家族で過ごすときも、ゲストを迎えるときも、住まいの中心になるのはリビングです。広さ、天井の高さ、吹き抜け、視線の抜け。これらによって、住まい全体の印象が左右されます。
空間の広さはもちろんですが、意外にも「天井の高さ」は開放感を左右します。一方、くつろぐ場所はあえて高さを抑えることで落ち着きをもたらす効果も。リビングはあえて天井高を低くする、といったケースも珍しくありません。また、窓の外まで視線が抜けると、実面積以上の広がりを感じられます。
過ごし方に合わせ、天井高や視線の抜けを考えながら設計することが大切です。
来客動線とプライベート空間を分ける
来客の多い住まいでは、ゲストを迎える場と家族のプライベートな空間を分ける「PP分離」が有効です。ゲストが玄関からリビングへ向かう経路と、家族が寝室や水回りへ向かう経路を整理しましょう。
たとえば、リビングを通らずにキッチンに直接入れる裏動線を設けたり、来客時だけ閉められる個室側の引き戸を設けたりすることで、来客時のもてなしやすさと家族の暮らしやすさを両立できます。
生活感を見せない収納の計画
美しい空間を保つには、収納の量だけでなく、動線に合った配置が大切です。リビングの日用品は手の届く収納へ、食品や調理家電はキッチン近くのパントリーへ。使う場所の近くに収納を設けると、片付いた状態を無理なく保てます。
ウォークインクローゼットは、中で着替えやコーディネートまでするかどうかで必要な広さが変わります。寝室や洗面室と回遊できるように配置すると、身支度の流れもスムーズに。
「余白」がホテルライクな上質感を生む
高級住宅に共通するのは、意図的な「余白」です。たとえば玄関ホール。ゆとりある広さを確保することで、住まい全体に静かな余裕が生まれます。ベッドルームの一角にラウンジスペースを設ければ、就寝前の時間もホテルのようなくつろぎに。
大切なのは、ただ空間を広く取るのではなく、そこでの過ごし方を考えること。玄関でゆったりとゲストを迎えたり、寝室の一角で就寝前の読書を楽しんだり。暮らしに沿った余白が、住まいに価値をもたらします。
後悔しないために気をつけたいこと
高級住宅のゆとりある間取りには、広い住まいならではの注意点もあります。計画の段階で、次の点を確認しておきましょう。
・冷暖房と間取りはセットで検討する
広いLDKや吹き抜けは、「冷暖房が効きにくい」というお悩みを聞くことも。広い空間を設ける際は、冷暖房の性能・配置、窓や断熱計画をあわせて考えましょう。
・家事動線を長くしすぎない
広い住まいほど、キッチン・洗濯室・収納が離れやすくなりますが、家事動線をコンパクトにまとめるほど効率よく動けます。水回りは一箇所にまとめるといった工夫が大切です。
・音やにおいの広がりも考える
吹き抜けやオープンな間取りは、音や料理のにおいが広がりやすいため、間取りや換気の計画を入念に行いましょう。
・将来の暮らし方の変化も見据える
部屋数を絞った間取りは、家族構成が変わったときに使い方を変えられるかも想定しておきましょう。将来は簡単な工事で壁を設けられるよう、下地を入れておくといった対策も有効です。
マンションで高級住宅のような間取りを叶えるには
マンションでも、間取りから見直すフルリノベーションによって、豪邸のようなゆとりある空間を実現することが可能です。個室や廊下をリビングに取り込んで広くする、廊下や収納のレイアウトを見直す、来客と家族の場を分けるなど、暮らしに合わせて間取りを見直します。
ただし、マンションには変えられる部分と変えにくい部分があります。間取りを考える際の注意点を確認してみましょう。
・撤去できない壁がある
構造壁や柱・梁は動かせないため、間取り変更に制約が生じる場合があります。
・水回りを移動できるか確認する
直床の場合、キッチンや浴室の移動は、排水管の勾配や床下の高さにより制限されることがあります。
・管理規約を確認する
床材の遮音性能や工事の時間帯など、管理規約で独自のルールが定められている場合があります。
・共用部分の範囲を確認する
窓サッシ・玄関ドア・バルコニーは共用部分にあたり、原則として個人では改修できません。
これらの条件はマンションによって異なるため、希望するリフォームが可能かどうかは、物件ごとに確認が必要です。ただし動かせない柱や壁があっても、収納と一体に見せたり、空間をゆるやかに分ける要素として活かしたりする方法があります。
CRAFTでは、ご希望を伺い、暮らしに合う間取りをご提案いたします。
オーダーメイドリフォームで叶える、豪邸のような空間
豪邸のような住まいは、オーダーメイドリフォームで叶えられます。大切なのは、建物の構造や条件に合わせ、暮らし方に寄り添った間取りを提案できる会社を選ぶことです。
CRAFTでは、一邸ごとにデザイナーがゼロからプランを描き、間取りから素材、照明まで住まい全体を計画します。戸建ては建て替えにも対応しており、リフォームとどちらにするか迷っている場合でも、ご相談いただけます。
・高級住宅リフォームの実績が豊富
1982年の創業以来、フルリフォームに特化してラグジュアリーな住まいづくりを手掛けてきました。数多くの物件で培った経験を活かします。
・暮らしの質を高める設計力
空間の美しさ、家事や身支度、パブリックとプライベートの切り分け、生活感を見せない収納まで、暮らし方に合わせて計画します。
・設計から施工まで自社で対応
設計・施工・アフターメンテナンスまで自社で一貫して行い、設計の意図を仕上げまで反映します。
・マンション・戸建ての両方に対応
木造・RC・鉄骨造など、構造の特性を踏まえたフルリフォームが可能です。
※自社設計・施工の対応エリア外では、デザイン設計のご相談を承ります。
上質な空間を体感できる「青山ショールーム」
築27年・208㎡の空間をフルリフォームした、青山のCRAFTショールーム。余白のある間取りや、家事をスムーズにする裏動線、生活感を感じさせないキッチンなど、写真や間取り図だけでは分からない心地よさを実際に体感できる空間です。国産の白河石や栗の挽板、オークといった自然素材の手触りや表情も確かめていただけます。
見学&相談会では、空間を体感しながら、住まいのリフォームについて具体的にご相談いただけます。「ゲストを迎える住まいにしたい」「高級邸宅のようにしたい」など、思い描く暮らしをぜひお聞かせください。








