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マンションをフルリノベーションすると、新築以上のグレードになります。間取りやデザイン、素材や設備など、自分自身でこだわることができるからです。「リビングにはこだわって、寝室はほどほどに」など、コストバランスを図りながら理想の空間にできる点もフルリノベーションのメリット。今回はCRAFTのマンションフルリノベーションの事例を紹介します。
フルリノベーションしたマンションの事例20選
事例1. 陰影のあるタワーマンション
港区の築12年・102㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
眺望の良さを最大限活かすために、窓に面していた和室を取り込み、リビングの入り口を変更。リビングのドアのサイドをFIXガラスにしたことで、玄関からもタワーマンションならではの景観を楽しめるようになっています。
家全体を落ち着きのあるカラーで統一しつつ、リビングの壁の一部に濃色のタイルを採用するなどして、夜景も楽しめる陰影のある空間に仕上げました。
事例2. 無垢なホワイトインテリア
港区の築12年・140㎡のマンションを購入し、フルリノベーションした事例です。
「無機質な空間にしたい」というご要望を受け、住宅内の色味を白で統一。ただ、白に統一するだけだと味気ないので、部分的に光、影、壁が重なる箇所を意図的に設け、無機質ながらも表情の感じられる住宅に仕上げました。
廊下の一部を取り込んだことで広くなったリビングは、ホテルライクな無機質な空間ながら、陰影やテレビの横に設けられた暖炉によってどこか暖かさも感じられるようになっています。
事例3. シティービューを望む住まい
港区にある築16年・90㎡のタワーマンションをフルリノベーションした事例です。
フローリングや建具の劣化が気になり始めたため、CRAFTでリノベーションすることに。
単純に劣化している箇所を修繕するだけでなく、窮屈さが気になっていたキッチンや窓がなく閉鎖的で息苦しさの感じられるお子さまの個室など、間取りについても全体的に見直しました。
キッチンは大きく移動させて対面キッチンに。場所を移動させて対面にしたことで、料理をしながらタワーマンションならではの景観を楽しめるキッチンになりました。
事例4. シンプルモダンの美しい家
港区の築13年・150㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
よりゆったり過ごせる住宅にするために、もともと3LDKだった間取りを2LDKに変更。部屋を取り込んだことでリビングに面する窓が増え、キッチンまで光が届く明るい空間に生まれ変わりました。
さらに廊下を極力なくし、住宅全体を回遊できるような導線を導入。ヘリンボーンの床や大判タイルの壁といったデザイン性とともに、暮らしやすさも向上しています。
事例5. ミラノの邸宅のように
港区の築7年・119㎡のマンションを中古で買ってフルリノベーションした事例です。
大理石や御影石、アンティーク煉瓦、タモの突板などを異なる素材を贅沢に用い、ハイクラスな空間に。
グレイッシュカラーでまとめて統一感を演出しつつも、まるでミラノの邸宅のようなこだわりの詰まった空間になっています。
事例6. グレイッシュカラーの空間
築28年・96㎡のマンションをお子さまが独立するタイミングでフルリノベーションした事例です。
和室を取り込みつつ、独立して配置されていたキッチンをオープンにしてLDKを拡大し、開放的な空間に。
これまでなかったパントリーを新しく設けてキッチンの収納力を高めつつ、玄関から洗面室とパントリーを通ってキッチンにアクセスできる導線も設け、家事の効率も高めました。
内装はシックにまとめるグレイッシュカラーで統一し、モザイクタイルやサイルストーンを取り入れて上質感も演出しています。
事例7. 吹き抜けで家族がつながる家
ご夫婦と3人のお子さまが暮らす築22年のマンションをフルリノベーションした事例です。
中古購入された眺めの良い150㎡のメゾネットマンションを、「子どもたちと伸びやかに暮らせる空間」をテーマにリノベーションしました。
どこにいても家族とのつながりを感じられるよう、吹き抜けに面した2階部分の壁とガラスを撤去してオープンに。
オープンにしたスペースにはお子さまのスタディルームを設け、リビングで過ごす家族の様子やスタディルームで勉強するお子さまの様子をいつでも確認できるようにしています。
事例8. 多様な木が交わる上質な住まい
渋谷区にある築22年・120㎡のマンション購入し、フルリノベーションした事例です。
リビングサイドにあった必要ない小上がりを取り込みつつ、窮屈に感じていた独立キッチンをオープンにしてLDKを拡大しました。
インテリアは明るくナチュラルなテイストがお好みだったことから、ナラのリブパネルを中心に、質感の異なる木を使用しています。シャープなシルエットを意識し、ナチュラルかつ洗練さのある空間に仕上げたこともポイント。
電磁波対策やインナーサッシの導入、セントラル浄水器の採用など、住宅性能も大幅に向上しています。
事例9. さまざまな表情があるグレーの空間
港区にある築16年・80㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
2つの子ども部屋と書斎、夫婦の寝室も必要なため、間間取りを見直しました。個々の居室をコンパクトにすることで、家族が集まるLDKは充分な広さを確保しています。
ソファの背面やキッチンの正面にモールテックの左官仕上げを採用し、キッチンカウンターの下部や小上がりの段差に間接照明を取り入れるなど、デザインにもこだわった空間に仕上がっています。
事例10. 2つの回遊動線でスマートな暮らし
こちらは、神奈川県にある築18年・93㎡のマンションを購入し、フルリノベーションした事例です。
回遊性にこだわり、帰宅時の手洗いや荷物運びがしやすい玄関~サニタリー~キッチンの導線、就寝時にスムーズに移動できるWIC〜サニタリー〜寝室の導線という、2つの導線を取り入れました。
ただ回遊性を高めるだけでなく、飾り棚やガラス収納を設けることでお気に入りの小物や器を眺めながら生活できるように。また寝室をリビングの隣に配置することでリビングに設けられた暖炉を見ながらリラックスできるようにするなど、日々の暮らしをより楽しめるような演出も取り入れています。
事例11. ワンルームのようなセカンドハウス
こちらは、神奈川県の逗子にある築41年・87㎡のマンションをセカンドハウスとしてフルリノベーションした事例です。
廊下や寝室などはあえて仕切らず、大きなワンルームのような開放感のある空間に。間仕切りをなくしたことで、家のどこにいてもオーシャンビューが楽しめるようになりました。
ブラックやグレー、モールテックスなどモノクロームでまとめた高級ホテルのような住まいには、長期間不在にしても問題ないよう、24時間の換気システムと天井埋込み型の空気清浄機も導入しています。
事例12. 自然素材のマテリアル
こちらは、築12年、85㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
リビングサイドの壁に割肌の石を採用したり、玄関やキッチンの壁に自然素材のジョリパットを左官仕上げで取り入れるなど、自然素材をふんだんに使用。お気に入りの家具がマッチする表情豊かな空間にデザインリフォームしました。
また、スマートシステムを導入し、照明やブラインドのスイッチをスマートスピーカーで操作できるようにしたこともポイントです。
事例13. モダンな高級賃貸マンションに
港区にある築28年・263㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
メゾネットタイプの物件を、ファミリー向けと単身・DINKS向けの高級賃貸マンションにフルリノベーションしました。
富裕層や外国籍の方をターゲットにしたファミリー物件の方は、グレーや濃いめの木材を中心に構成してシックで落ち着いた空間に仕上げています。
ユーティリティスペースを移動してLDKを広げつつ、独立キッチンをオープンに。既存の勾配天井はそのまま活かし、開放感あふれる明るい空間としました。
事例14. 海辺のセカンドハウス
千葉県浦安市にある築4年・171㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
平日は都心で働くオーナーご夫婦が、週末は何もかも忘れてゆっくり過ごすための住居として中古マンションを購入し、フルリノベーションしました。
玄関とLDKの間の間仕切りをガラスドアとFIXガラスに変更し、LDKの先に広がるオーシャンビューを玄関からも楽しめるように。
玄関を開けた瞬間の抜けるような開放感は、平日の都心での忙しない日々を忘れさせてくれます。
完全に独立した小宇宙のような和室やモダンな囲炉裏部屋、海とつながっているような感覚を覚えるバスルームなど、週末が楽しみなるような住まいに生まれ変わりました。
事例15. クラシカルモダンなタワーマンション
こちらは、神奈川にある築10年・110㎡のタワーマンションを購入し、フルリノベーションした事例です。
いずれは住み替える予定とのことでしたので、大きな間取りの変更は控え、既存の間取りを活かしながらプランニングしました。
もともと独立していたキッチンをオープンキッチンにし、タワーマンションならではの景観をキッチンからも楽しめるように。
ヘリンボーンの床でクラシカルモダンな雰囲気に仕上げています。
事例16. 景色を享受するタワーマンション
新宿にある築14年・175㎡のタワーマンションを購入し、フルリノベーションした事例です。
こちらも将来的に住み替える予定があったため、ご夫婦と2人のお子さま、そして2匹の愛犬が快適に過ごせる住まいを意識しつつ、売却に有利な上質な空間にリノベーションしました。
タワーマンションならではの景観の良さを活かしきれていない間取りだったため、寝室を取り込んでキッチンを大きく移動させるなど、間取りを大胆に変更しました。
それによって44畳の広々とした空間になったLDKは、間延びした印象を避けるために壁で適度にゾーニング。リビングやプレイコーナーなどこもって楽しめる空間も設けています。
事例17. 中庭の緑を感じて過ごす家
東京にある築13年、126㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
中庭の緑をいつでも楽しめるよう、細かく分かれていた部屋の間仕切り壁をなくしてひとつの大きなLDKに変更し、中庭側の窓にレイアウトしました。
3人のお子さまのために子ども部屋もリノベーションしており、デスクカウンターと棚、パーテーションがセットになったユニット型の家具をオーダーメイドで製作するなど、勉強に集中できる環境を整えています。
事例18. 暖炉のあるモダンな住まい
こちらは、中央区にある築20年・87㎡のマンションをフルリノベーションした事例です。
もともと2LDKだった間取りを1LDKに変更して、リビング・ダイニングを拡大。木と石をふんだんに取り入れたリビング・ダイニングには、薪と煙突がいらないバイオエタノール暖炉を設け、よりゆったりくつろげる雰囲気を演出しています。
暮らしやすさにも配慮し、玄関〜リビング・ダイニングに直接アクセスできる導線だけでなく、SICとWICを通ってリビング・ダイニングにアクセスできる裏動線を設けたり、収納も充実させています。
事例19. 静謐なヴィンテージマンション
港区にある築29年、211㎡のヴィンテージマンションをフルリノベーションした事例です。
窓からはゆたかな樹々を望むことができ、邸内には別荘地のように静謐な空気が流れています。これらの景色が映えるよう、リフォームでは余計な装飾を避けてシックなインテリアでまとめました。
オープンにしたキッチンには、背面収納と合わせてオーダーしたkitchenhouseのものを採用。
壁によってさえぎられ窮屈感のあった玄関はガラスでの間仕切りに変更し、家の中はもちろん、その先に広がる四季折々の景色まで楽しめるようになっています。
事例20. 回遊動線で過ごしやすく
こちらは、ご主人さまがリタイアするタイミングでセカンドライフを想定してマンションをリノベーションした事例です。
リビングサイドに設けた畳の読書スペースや対面式の広々としたキッチンなど、趣味を楽しめるスペースづくりにも力を入れ、セカンドライフをより楽しめる空間にしています。
手すりの設置・段差のないフラットな床・開閉しやすい大きな取っ手付きの引き戸など、ユニバーサルデザインを取り入れ、これからも安心してお住まいいただけるように。
〈まとめ〉気になる事例を参考にフルリノベーションのイメージを固めよう
20のマンションフルリノベーション事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。いずれもCRAFTで手掛けた事例で、オーナーさまのお好みやライフスタイル、ライフプランに合わせてひとつひとつオーダーメイドでプランニングしています。
これからマンションのフルリノベーションをご希望の方は、ぜひクラフトにご相談ください。
<著者>上原 宏介
住宅関連のコンテンツ作成を得意とするライター。専門的な言葉や用語が多くわかりづらくなってしまいがちな建築・リフォーム関連の情報をわかりやすくお伝えしています。さまざまな媒体で建築・リフォーム・不動産関連のコラムを多数執筆中。